オーリス大人気?2006年11月27日 11時20分34秒

アクセス解析を見ていますと、トヨタ・オーリスでのヒットが妙に多いです。
やはりニューモデルはみんなこぞって調べるみたいですね。

以前、「MT車設定がねーぞ!」と記事を書いたのですが、同意してくださる方も僅かながらいらっしゃいました。

ここ最近のMT車の減り方は異常です。
つい最近もMR-Sの生産終了が話題になりましたが、これでトヨタのMTスポーツは全滅です。
AT車でなら、とも思ったのですが、一番それっぽいのがマークX。あれはスポーツカーじゃなくて高級サルーンです。
他メーカーはまだスポーツカーの灯火を消してはいませんが、縮小傾向にあるのは間違いなさそうです。
しかも、MT車として残るのはフラッグシップモデルばかりで、とても高い。
ライトウェイトMTは、壊滅的です。
ヴィッツ、フィットなどはまだMT車があるので、望みはありますが・・・
いずれにしても少ないです。

原因は火を見るより明らかで、MT車が面倒くさい、AT車の性能が上がった、といったところ。
セミATもだいぶラインアップが増え、クラッチレスのスポーツならば出来ます。
営業車などでもMT車は無くなってきています。まあ営業車は楽な方がいいですけど・・・
MT車にとってのネックは渋滞と坂道。エンストに対するフェイルセーフ機構とかがあるとか、発進時のクラッチ操作だけをキャンセルしてATっぽくするとか、そういったブレイクスルーがあればMT車復権もありそうですが・・・
MT車の楽しさは分かってるけど、やっぱり面倒だから、という人は多いのでは?

そのうち教習所でもMT教えなくなるんじゃ?と危惧してしまいますよ。

モータースポーツ後進国。そう言わざるを得ないです、本当に。
バイクにおいては「日本人が造ってヨーロッパ人が乗る」などと揶揄されますが、4輪ではそもそも乗ってもらえなくなるのでは。
ここは一つ、ニッポンのモータースポーツを発展させるためにも、ライトウェイトMTの充実を望みます。具体的には5ナンバー車全部にMT車設定をお願いしたい。

表題のオーリスがほったらかしですが、12月に「ブレード」という同じようなコンセプトのニューモデルが出るそうです。
トヨタ新型ブレード-BLADE-情報さま)

オーリスよりも排気量を拡大した、2.3Lクラスの高級ハッチバックです。
日本ならマツダ・アクセラ、ヨーロッパならプジョー306やVW・ゴルフなど、Cセグメント市場をターゲットにしたモデルですね。
オーリスよりも一つ上のクラスでしょう。

なんか、セダンをそのままハッチバックにしたようなデザインですね。高級志向っぽい。
これを見る限りでも、ターゲットは富裕層で手が出しにくい感じです。
なによりMT車設定が無いので、走りは諦めた模様。

一時期のガソリン価格の高騰があったように、今後燃料供給は不安定になっていくものと思われますので、小排気量へのシフトも考えられるでしょう。現に軽自動車はよく売れているようです。
5ナンバーサイズへの回帰が起こってくれることを願いましょうか。



2007.01.03 追記

話題のオーリスですが、なんでも欧州にはMT車設定があるとか。

EUではMT車が売れるというかラインアップとして当然あると言う事でしょうか。
でも日本では無い・・・

情けねーぞニッポン!

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