「雛」 / 天せいろ2006年11月14日 18時52分49秒

小倉町の「雛」に行ってきました。
小桜橋通りと東金街道に挟まれた、実にひなびた地域にあります。逆に普段はほとんど通らないところです。
ぶっちゃけ、説明しにくいです。目印が何も無いので・・・

それでも説明すると、R51を千葉から下ると桜木町交差点で左方向にR51が逸れますが、それを直進すると小桜橋通りになります。千葉東警察署を目指すと良いでしょう。桜木町の交差点から3つ先の信号で、左折方向に加曾利貝塚に抜ける道がありますが、その信号を右折します。急に道が細くなりますが進み、桜ヶ丘養護学校を右手に進むと急に田んぼな景色になり、T字路に出ます。それを左折すると真正面にあります。
ふー、これで分かるんかいな。

お店の外観はこんな感じ。



実に自然豊かな雰囲気。古い家を改装したような造りですね。
ちなみに駐車場もすぐ近くに。何故かBuellが停まっています。
店内はこれまた古い家の雰囲気そのもの。玄関には循環式の水が湧き出るオブジェ(柄杓がついてはいますが、多分飾りでしょう)、お香、謎のキノコが生えた植木鉢。
その横にはコルクボードにバイクの写真と、ご主人のお友達のお店でしょうか、いろいろ名刺が貼ってあります。

席は古めかしい居間のようなところで、机が4~5ほど、縁側にテーブルがあります。足が悪いと言うことでわざわざテーブルに通してもらいました。
テーブルからは庭?が見え、小さな池に金魚が泳ぎ、実にオーソドックスな昔の家です。
ただ植え込みがやたらにあって外の景色は見えません。ひなびたところだから、見せちゃってもいいと思いますが。

さて、今日は天ぷらの禁を解き、天せいろを頂きます。



蕎麦はやや太めでコシが結構強めです。香りや甘みは十分あります。表面がつるつるしているので、しっかり噛んで味わった方が良さそうですね。
つゆはやや辛口ですが、甘みも感じます。バランスのいいつゆですね。醤油よりもダシの味を前面に出しているつゆです。鰹だしががっつりと効いてて、酸味を感じるほどです。しかし魚臭さはないので純粋に旨味を味わえます。
なかなか食べ応えのある蕎麦です。大盛りは自粛しましたが、普通盛りでも十分量があります。

天ぷらは、えび、なす、にんじん、まいたけ、アスパラ、かぼちゃです。



赤みがかった大きな結晶の塩で頂きます。アンデスの岩塩とかいうやつかな?
塩ですからしょっぱいですが、その奥に少し甘みを感じます。不思議な塩です。
えびはぷりぷりとして、にんじんやかぼちゃは甘さを楽しめます。塩がまた合いますね。抹茶塩が割りと定番ですが、天ぷらの塩も拘るといろいろありますね。
揚げ方は、ちょっと油の切れが良くなく油っこい感じは否めません。これは改善の必要ありです。
しかしトータルでみると、非常に美味しいお蕎麦です。満足。

帰りがけ、ご親切でテンションの高い奥さんに聞いたところ、ご主人もバイク乗りだそうな。駐車場のBuellはご主人の愛車だそうな。
駐車場では裏口からご主人登場。わざわざありがとうございますだ。
やはりバイク乗りに悪い人はいません。悪い人はバイク乗りとは認めません。

今度は足を治し、バイクで行きたいです。