ロキソニンのスイッチOTC化2009年11月28日 23時04分06秒

久々に医療関連のニュース。当blogは蕎麦blogじゃありませんよ?

【一般用医薬品部会】「ロキソニン」がOTCに‐医療用と同一成分・分量 薬事日報さま)へtb。

ついに来たか、という印象です。
昨今のスイッチの流れは本当に目覚しいですね。一時期はプラバスタチンNaもOTCに、なんて話もあったぐらいですし。
これでセルフメディケーションが少しは促進してくれればいいのですけど。
ただこうもインフルエンザが流行っている最中にロキソニンを投下してしまうと、インフルエンザ脳症の件数が微増するような気がしないでも無いですが・・・
いずれにせよしっかりとした説明が必要なのは言うまでもありませんね。

さてロキソニンというと、以前自らの体験談としてのエントリを掲載しました。

NSAIDと胃粘膜保護剤の関係~実体験~

ロキソニンに限らずNSAIDには胃障害がつき物ですが、胃粘膜保護剤では胃潰瘍リスク低減のエビデンスが無いという話です。
自覚症状としての胃部不快感などは治まるのですけど。

このOTCのロキソニンを販売するに当たっては、恐らく胃の保護がキーポイントになるかと思います。
医療用でロキソニンを使ったことがあって、且つ胃弱の方の場合は、当然胃薬が必要になりますよね。
そうした際に一般的な胃粘膜保護剤を勧めるのは果たしてどうか。
そういえばロキソニンのメーカーさんはいい胃薬をOTCでお持ちですよねw

ロキソニンとガスター10の「2 in 1」パッケージにしてもらえると、ユーザーとしても便利なのですが。

ロキソニンは患者認知度も高くて売上高も大きな商品になるかとは思いますが、注意点が少なからずあります。その辺使い方をしっかりと指導しないといけませんね。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://femoralfracture.asablo.jp/blog/2009/11/28/4725466/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。

_ 薬事日報ウェブサイト - 2009年11月30日 00時29分04秒


 薬事・食品衛生審議会一般用医薬品部会は25日、第一三共ヘルスケアのロキソプロフェン水和物を有効成分とする鎮痛消炎剤「ロキソニンS」、エスエス製薬のエピナスチン塩酸塩を有...