給食はタダじゃねーんだぞ2006年10月02日 11時03分17秒

こ れ は 酷 い 国民宿舎はらぺこ 大浴場 さま)からのtb。

ほんとそうだよ、これは酷い。
日本はいつからこんな馬鹿が闊歩するようになった?
恥を知れ。

今も昔も生活苦しい家族はいるし、そういうのなら情状酌量の余地があるというものだが。
これについては同情の余地が無いね。ただのアホです。

とはいえ、給食費を払わないバカ親を不幸にも持ってしまった子供に対して給食を差し止めるのはナンセンス。
それこそいじめの原因だし、親のバカさ加減の責任を子供が負うなどというのは馬鹿げてる。



この給食費問題。「うだうだ言ってねーで払えボケ」というのが良識ある人間の意見だとは思いますが。
実はそう簡単に話はいきません。

1.すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
2.すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ義務教育は、これを無償とする
日本国憲法第26条です。
第2項によれば、
・親は子供に教育を受けさせる義務を負う。
義務教育は基本的にタダである。
とあります。

つまり、私立とか行かなければ小中学校はタダで行けるはずだという事が憲法レベルで規定されていると言うことです。

ここで問題が生じるのが、給食って教育?という疑問です。
教育基本法においては給食に関する記述は見当たりませんでした。
しかし学校給食法にはそれらしき記載があります。

第二条 学校給食については、義務教育諸学校における教育の目的を実現するために、次の各号に掲げる目標の達成に努めなければならない。
一  日常生活における食事について、正しい理解と望ましい習慣を養うこと。
二  学校生活を豊かにし、明るい社交性を養うこと。
三  食生活の合理化、栄養の改善及び健康の増進を図ること。
四  食糧の生産、配分及び消費について、正しい理解に導くこと。
太字の強調を見ると、給食は教育の一部かなあ、とも思えます。
しかし、同じく教育基本法にはこうもあります。

第六条  学校給食の実施に必要な施設及び設備に要する経費並びに学校給食の運営に要する経費のうち政令で定めるものは、義務教育諸学校の設置者の負担とする。
2  前項に規定する経費以外の学校給食に要する経費(以下「学校給食費」という。)は、学校給食を受ける児童又は生徒の学校教育法第二十二条第一項 に規定する保護者の負担とする。
政令、即ち学校給食法施行例によれば、

第二条  学校給食の運営に要する経費のうち、法第六条第一項 の規定に基づき義務教育諸学校の設置者が負担する経費は、次に掲げる経費とする。
一  義務教育諸学校において学校給食に従事する職員(学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)第二十八条 (同法第四十条 及び第七十六条 で準用する場合を含む。)又は第五十一条の八 の規定により義務教育諸学校に置かれる職員をいう。)に要する給与その他の人件費。ただし、市町村立の学校にあつては、市町村立学校職員給与負担法 (昭和二十三年法律第百三十五号)第一条 の規定により都道府県の負担とされる経費を除く。
二  学校給食の実施に必要な施設及び設備の修繕費
大まかにまとめて言うと。

・給食のための設備費や職員の人件費は、学校側が負担
それ以外の経費については保護者負担

となりますね。
法体系の基本から言って、憲法と言う最高法規に反する法律や政令は意味を成さないので、給食が教育であると判断されれば、給食費も当然無償となります。
それ故給食費を巡る議論も盛んに行われているようです。



現状では給食費の解釈は未決着なので、払うことが前提です。
となれば、どうやって給食に掛かる経費をかき集めるか。

もし給食が教育であるとすれば、給食費は税金(地方税?)で賄われるでしょうね。
子供のいない人から徴収するのは文句が出そうですが・・・


逆に給食が教育ではないと判断された場合若しくは現状。
この場合は、何が何でも保護者から取り立てる。地の果てまで負う。逃がさない。
毎月の給食費、というカタチだと取り立ての回数も非常に多いので、逃げられる確率が高くなります。
年1回。或いは学校に就学する期間の合計金額を、まとめて徴収。
かなり額は大きいのですが、逆に奨学金制度やローンも使いやすくなりますかね。
そして学校側は経費の詳細とともに、余剰金額を卒業時に返還、というスタイル。
転校とかすると面倒ですが・・・


最悪の手段は告訴です。
最悪と言うのは、それが子供のいじめの原因どころか社会的なダメージがかなり大きいと言うことです。
しかし、現状では給食費未納は立派な法律違反です。
支払能力があるにも関わらず未納の場合は、告訴、そして資産差し押さえでも、致し方ない。
払えるのに出し渋った馬鹿な親の事などどーだっていいのですが、子供が傷つくのは嫌ですね・・・

もっとも、こんな対策案考えること自体、極めて馬鹿馬鹿しいのですが。



さて。
ここまで読んでみて、

「なーんだ義務教育タダなんだから給食費だってタダに決まってんだろ払わねーぞ、給食止めたら憲法違反だって訴えてやるからな」

と言う感じの意見を持った馬鹿者は日本から出て行きなさい。

まず断言します。
給食費を払わないボケ共は法解釈など絶対に考えていません。
単に金(しかも月数千円程度)を出し惜しんでいるだけです。
思想も無ければ羞恥心も無い。
恥を知れ。

日本国憲法26条第2項。
保護者は子供に教育を受けさせなければならない。
そして当たり前の事として。
親は子供を育てなければならない。

子供の教育に対して義務を負い、責任がある人間が、どうして子供の食事代を払おうとしないのか。
お前らは憲法的にも法律的にも道徳的にも反している。
あまりにも無責任すぎる。

冒頭の繰り返しになりますが。
いつから日本はこんな馬鹿共が闊歩する国になってしまったんだろう。
給食費を払えるのに払わないというのは、子供の教育を放棄しているとしか思えない。

そんなに給食費払いたくねーなら子供なんか作んなボケ!

子供は親の姿を見て育つと言いますが。
子供にどのツラ下げて教育を施しているか、是非見てみたいですね。
(DQNはしつけも出来ねーかな。。。)

コメント

_ なす ― 2006年10月03日 15時44分16秒

ま、食育と言う言葉もあるから食も教育と言うことで。

月数千円程度が最近むちゃくちゃ重く感じていますが。
ゲームとか本とか飯とか無駄に使わなければいいだけですねそうですね(´・ω・)

_ T.MURACHI ― 2006年10月03日 17時51分19秒

>どうやって給食に掛かる経費をかき集めるか。

おいらが通っていた某幼稚園では、かつて「牛乳券」というものが存在していた。給食日 (確か月曜と木曜) には牛乳が出るが、それは牛乳券と引き換えに受け取る、というシステムで、事前に保護者が買う、というもの。券を買わなかった親の子や、買ったけど持って来なかった子には牛乳は支給されず、先生の手によって白湯が振舞われたりしていた。

給食費は通常材料費として使用されるので、究極的には定期券制を導入することによってこの問題は「表面的には」解決できる。給食費は「定期券を購入する」という形で支払ってもらい、この定期券を持っている子にだけ給食を支給する。

「給食は教育である」と主張されるとこの手法の導入は難しくなるが、「給食制度は義務化せず選択性とすべきである」という主張を持ち上げて支持が得られれば、以降はスムーズかもしれない。もちろん、給食センターはこれによって収益が激減するということになり、既得権益にこだわる一部の勢力によって阻止される可能性もあるわけだが。

# こう書くと今度は給食センターが「おいしい商売」をする卑しい組織であるように見えてくるから言論ってのは不愉快に面白いよなw

個人的にはこの「定期券制度」を導入することによって、「飯は金を払って食うものだ」という社会通念上得ていなければならない常識を得る機会が与えられるという意味において、現状よりも教育的であると考える。なんてな。w

_ @DRK ― 2006年10月03日 18時39分42秒

個人的に。
給食は教育の一環であると思っています。
一緒の食事を取るという行為から得られるものは大きい。
しかし教育ならば無償が基本となるが、それについてはどうかな、と。
この辺自分の考え方が矛盾してしまうのですが。

「給食=教育」と言う事を、法的な解釈ではなく、道義的な解釈で考えて欲しいとは思うのですよ。
「給食費を払って、学校給食という場で自分の子供に成長して欲しい」という志の親御さんがいてくれればよいのですが。

教育が無償であることを当然と思うのではなく、ラッキーだと思うべき。

>なす
ゲームで腹を満たせるようになるにはそれなりの時間と情熱が必要だからなw

>むらち
食券制度は確かに食事と対価を理解するには良いかもしれない。
反面、食券を買わない子供が何を食わされるのかが不安だ。DQNな親だと昼飯にパン一つ持たせて終わり、とかしそうだ。もちろん即効でバレるので民生委員カチコミな訳だが。
出来れば。
義務教育ぐらいは全員が(先生も)同じ飯を食ってて欲しいとは思う。教育上の問題から。

_ anonymous ― 2007年01月08日 19時08分26秒

給食費の徴収を学校の先生の責任としている自治体が多いようだが、先生がそこまでする余裕なんてないと思う。自治体(教育委員会)が税金や公営住宅の家賃と同様に徴収すべきと思うが、校長の責任とする根拠法令があるのかな?行政が勝手に決めた要綱で学校側に責任転嫁する行政のあり方に疑問を持つ・・・地方議会議員です。

_ @DRK ― 2007年01月08日 20時06分19秒

anonymousさんいらっさいまし。

学校の先生がやるのは無理ですね。これ以上負担増やしたらSE並みの自殺率をマークしてしまうでしょう。
私もいろいろ対案を考えて書いていますが、確かに自治体が一元化して徴収することが、一番早いと思います。

まあ、その為には法整備をしないといけませんが。学校給食法?でしょうか。集金元を規定しているわけではなさそうですから、誰が集めてもよいのかな?とも思います。
条例からのアプローチは出来ないものでしょかね。保護者負担の給食費は国税ではないから、地方税として扱う事が出来ないものかと。

保護者がゴネずに払えば済む話なんですけどね。。。
給食のシステム不備だけじゃなく、モラルハザードでもあります。
こうした事態を声高に、ご自分の発言の場で訴えかける事が重要でしょうね。地方からでも世論は動きます。
議員さんの一番活躍できるところです。頑張ってください。

_ T.MURACHI ― 2007年01月08日 22時37分17秒

>anonymous さま

もちろん、地方教育行政の統治 (人事権・教育権) の細分化が前提ですよね。
教育基本法改正。。。どうなるのかしら。。。??

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