ごあいさつ ― 2006年04月05日 17時57分25秒
はじめまして。
この度blogを開設いたしました、@DRKと申します。
バイク事故にて両方の太ももが折れてしまい、現在リハビリ中の身です。
完治するまで、ノンジャンルで書き連ねていこうと宣言しつつ多分にバイアスの掛かったトピックになるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
この度blogを開設いたしました、@DRKと申します。
バイク事故にて両方の太ももが折れてしまい、現在リハビリ中の身です。
完治するまで、ノンジャンルで書き連ねていこうと宣言しつつ多分にバイアスの掛かったトピックになるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
バイクのETC ― 2006年04月05日 18時14分42秒
バイクETCの動きが活発になってきました。
ETCはもう説明する事もないほど世間一般に知れ渡ったのですが、その割には利用者が少なく、国交省の失策である事を否定できません。
最近はようやく利用者も増えはじめ、高速道路を利用すればETCレーンを通る車を必ず見かけるようになりました。
このような流れの中、バイクのETCというのは当初から検討されていたようには思いますが、その後の開発が遅れに遅れ、何年待っても正式運用に至りません。
「バイクでもETCを!」というライダーからの声と言うのは非常に強く、もちろん国交省も聞いてくれているとは思うのですが・・・
ETCはそもそも、料金所渋滞の緩和が主目的です。
料金所での支払いという動作は思いのほか時間を食います。
4輪の場合、停車して係員に通行券を渡し、その間に財布を出してお金を用意して渡し、お釣りがあればそれを受け取る。受け取ったら財布にしまい、財布をしまって発進、というプロセスがあります。
2輪の場合はどうでしょう。
停車してギアをニュートラルに入れ、通行券を係員に渡す。その間にグローブを外し、財布を取り出す。お金を係員に渡し、お釣りを受け取る。財布をしまい、グローブをつけてギアを入れ、発進。
4輪と比較すると、”ギア”、”グローブ”という4輪に無い動作をしなければなりません。
ギアをニュートラルにするというのは、4輪では造作も無い事のように思いますが、2輪では―――特に年式の古いバイクではなかなかNにならないのです。
(代替案として、ギアは変えずにキルスイッチでエンジンを切ってしまうという手もあります)
グローブもクセモノです。バイクのグローブは多機能である反面、着脱に時間が掛かります。スキーのグローブに比べると、裏地が滑りにくいのでなかなか外せないし、逆につけ辛い。
そして重要な事が、グローブつけたまま小銭を扱うのはほぼ無理ということですね。実際時間が掛かりすぎて出来ません。
またスタンドを立てていないバイクはぐらぐらして不安定で、小銭など細かいものを扱う際にバランスを崩してしまいがちで、まして小銭をこぼしたらバイクを降りなければいけない。
他にもジャケットから財布はなかなか出ないとかいろいろあるのですが、バイクで料金所を通過するのは面倒なんです。高速道路にライダーにとって、料金所というのが一番の難関です。
これの打開策として有効なのがハイウェイカード―――――でした。
現在は販売もなければ利用も出来ません。
このハイカ廃止というのはライダーにとってかなりの痛手でした。
個人的見解ですが、ハイカの割引はどうでもよく、その利便性こそが最大の利点です。
クレジットカードに比べてペラペラで扱いやすく、紛失時の煩わしさも無い。首都高でも使える。
取り立てて悪い点はないのです、偽造されたという以外は。
偽造は許されざる犯罪行為で、憎むべきは偽造なんかやらかした犯罪者でしょう。
しかし、ETCの普及が遅いからハイカを無理矢理に廃止したという批判を免れるものではありません。
対策もなしにいきなり断行すると言うのはあんまりです。
このように、バイクにとってはもはやETCを取り付ける道しかなくなってしまいました。
しかし、経緯はどうあれこれを機にバイクETCが現実のものとなるならば良しとしましょう。
しかし、バイクETCには問題山積です。
いや、そもそも4輪と同じ感覚で作られてはたまったもんじゃないのですわ。
バイクにETCを導入する際の問題点について、大きく2つ。
1.車載機
バイクは開放系なので、車載機が外乱を直接受けます(雨や風、飛んでくる小石や虫など)。それに対する十分な防水性や強度が要求され、それらを満足する車載機がなかなか出来ない。
またバイクは設置スペースがほとんど無いので、車載機の設置場所を確保するのが難しい。
2.開閉バー
ETCにおいて、利用者のETC端末の設定不備、通信異常、ETC本体の機械的故障などで、開閉バーが開かない可能性が否定できない。
そして万が一開かなかった際にも、基本的には利用者側の自己責任となる。
1については、今度の開発に応じて車載機の不都合も改善されるでしょう(過去NSRがカードキーを採用していた事もあるし)。
また、現行の4輪はETC利用が前提なので、新車の状態で既にETC通信機を装備しています。バイクについても、今後ETCの利用を前提とした開発が行われると期待します。
しかし2については、今すぐに対策しなければなりません。
理由はどうあれ、バーが開かなかったら即転倒します。4輪ならよほど脆いボディじゃなければ開閉バーを突破できるでしょう。しかしどんなに大きいバイクでも突破は難しそうです。
実際の利用スピードと想定される40km/hでぶつかったとしても、十分に大怪我をするスピードです。
そして転倒したところに後続の自動車が突っ込んでくる可能性が非常に高い。トラックだったら間違いなく死亡事故につながります。
もちろんライダーはそれを想定して十分に停まれるスピードで通過しようと考えますが、それは後続車両の追突と言う可能性を助長するのです。
正直なところ、何であんなバーなんかつけたのか理解に苦しみます。
どの車種にとっても意味の無い開閉バーは、取っちゃった方が良さそうです。
代わりに、ETC通過の際にエラーが発生した場合は、車体の後からナンバーを撮影し、後日清算すると言う方式なら、少なくとも死人が出ることはなさそうです。
バイクETCは今年中には正式運用されると言う事ですが、本当の意味での運用にはまだまだ時間が掛かりそうです。
少なくとも、安全が担保されるようなシステムであることを期待したいものですね・・・
ETCはもう説明する事もないほど世間一般に知れ渡ったのですが、その割には利用者が少なく、国交省の失策である事を否定できません。
最近はようやく利用者も増えはじめ、高速道路を利用すればETCレーンを通る車を必ず見かけるようになりました。
このような流れの中、バイクのETCというのは当初から検討されていたようには思いますが、その後の開発が遅れに遅れ、何年待っても正式運用に至りません。
「バイクでもETCを!」というライダーからの声と言うのは非常に強く、もちろん国交省も聞いてくれているとは思うのですが・・・
ETCはそもそも、料金所渋滞の緩和が主目的です。
料金所での支払いという動作は思いのほか時間を食います。
4輪の場合、停車して係員に通行券を渡し、その間に財布を出してお金を用意して渡し、お釣りがあればそれを受け取る。受け取ったら財布にしまい、財布をしまって発進、というプロセスがあります。
2輪の場合はどうでしょう。
停車してギアをニュートラルに入れ、通行券を係員に渡す。その間にグローブを外し、財布を取り出す。お金を係員に渡し、お釣りを受け取る。財布をしまい、グローブをつけてギアを入れ、発進。
4輪と比較すると、”ギア”、”グローブ”という4輪に無い動作をしなければなりません。
ギアをニュートラルにするというのは、4輪では造作も無い事のように思いますが、2輪では―――特に年式の古いバイクではなかなかNにならないのです。
(代替案として、ギアは変えずにキルスイッチでエンジンを切ってしまうという手もあります)
グローブもクセモノです。バイクのグローブは多機能である反面、着脱に時間が掛かります。スキーのグローブに比べると、裏地が滑りにくいのでなかなか外せないし、逆につけ辛い。
そして重要な事が、グローブつけたまま小銭を扱うのはほぼ無理ということですね。実際時間が掛かりすぎて出来ません。
またスタンドを立てていないバイクはぐらぐらして不安定で、小銭など細かいものを扱う際にバランスを崩してしまいがちで、まして小銭をこぼしたらバイクを降りなければいけない。
他にもジャケットから財布はなかなか出ないとかいろいろあるのですが、バイクで料金所を通過するのは面倒なんです。高速道路にライダーにとって、料金所というのが一番の難関です。
これの打開策として有効なのがハイウェイカード―――――でした。
現在は販売もなければ利用も出来ません。
このハイカ廃止というのはライダーにとってかなりの痛手でした。
個人的見解ですが、ハイカの割引はどうでもよく、その利便性こそが最大の利点です。
クレジットカードに比べてペラペラで扱いやすく、紛失時の煩わしさも無い。首都高でも使える。
取り立てて悪い点はないのです、偽造されたという以外は。
偽造は許されざる犯罪行為で、憎むべきは偽造なんかやらかした犯罪者でしょう。
しかし、ETCの普及が遅いからハイカを無理矢理に廃止したという批判を免れるものではありません。
対策もなしにいきなり断行すると言うのはあんまりです。
このように、バイクにとってはもはやETCを取り付ける道しかなくなってしまいました。
しかし、経緯はどうあれこれを機にバイクETCが現実のものとなるならば良しとしましょう。
しかし、バイクETCには問題山積です。
いや、そもそも4輪と同じ感覚で作られてはたまったもんじゃないのですわ。
バイクにETCを導入する際の問題点について、大きく2つ。
1.車載機
バイクは開放系なので、車載機が外乱を直接受けます(雨や風、飛んでくる小石や虫など)。それに対する十分な防水性や強度が要求され、それらを満足する車載機がなかなか出来ない。
またバイクは設置スペースがほとんど無いので、車載機の設置場所を確保するのが難しい。
2.開閉バー
ETCにおいて、利用者のETC端末の設定不備、通信異常、ETC本体の機械的故障などで、開閉バーが開かない可能性が否定できない。
そして万が一開かなかった際にも、基本的には利用者側の自己責任となる。
1については、今度の開発に応じて車載機の不都合も改善されるでしょう(過去NSRがカードキーを採用していた事もあるし)。
また、現行の4輪はETC利用が前提なので、新車の状態で既にETC通信機を装備しています。バイクについても、今後ETCの利用を前提とした開発が行われると期待します。
しかし2については、今すぐに対策しなければなりません。
理由はどうあれ、バーが開かなかったら即転倒します。4輪ならよほど脆いボディじゃなければ開閉バーを突破できるでしょう。しかしどんなに大きいバイクでも突破は難しそうです。
実際の利用スピードと想定される40km/hでぶつかったとしても、十分に大怪我をするスピードです。
そして転倒したところに後続の自動車が突っ込んでくる可能性が非常に高い。トラックだったら間違いなく死亡事故につながります。
もちろんライダーはそれを想定して十分に停まれるスピードで通過しようと考えますが、それは後続車両の追突と言う可能性を助長するのです。
正直なところ、何であんなバーなんかつけたのか理解に苦しみます。
どの車種にとっても意味の無い開閉バーは、取っちゃった方が良さそうです。
代わりに、ETC通過の際にエラーが発生した場合は、車体の後からナンバーを撮影し、後日清算すると言う方式なら、少なくとも死人が出ることはなさそうです。
バイクETCは今年中には正式運用されると言う事ですが、本当の意味での運用にはまだまだ時間が掛かりそうです。
少なくとも、安全が担保されるようなシステムであることを期待したいものですね・・・
自転車のマナー ― 2006年04月06日 19時36分00秒
自転車の交通違反、いきなり“レッドカード”へ
by 産経新聞さま
大いに賛成です。悪質な暴走自転車は厳しく取り締まるべきでしょう。
しかし、若年者違反に対する少年法の障壁、自転車の免許制度が無いゆえの停止期間の未設定など、実際の取り締まりには諸問題が山積しています。
かといって、自転車に免許を導入するのは無理。
自転車の没収という手段も、自転車の価格が相当下がっているからほとんど効果ナシ。
自転車免許が無いということは、身分証明が出来ない。
小学生に赤切符を切るケースというのは考えたく無いですが、子供は身分証明できません。嘘の名前や住所を書かれたらどうしようもありません。
ついでにいうと、泣かれるとどうしようもないw
また、自転車総数に対する警察関係者の数が圧倒的に少ないでしょう。まともに取り締まれるかどうか不安です。
そこで。
取締りを警察に一任するから十分では無いので、一般人による取締りが重要になるかと思います。
幸い、逮捕権は普通の人にもあります。
酒酔い運転などは難しいでしょうが、自転車の無謀運転によって歩行者が傷害を受けた場合などは、立派な傷害罪です。現行犯逮捕して警察に突き出すのは可能ではないかと思います。
こう考えれば、地域ぐるみで違反自転車を取り締まることが出来るでしょう。
ただし一番大事なのは、違反をしないように適切な教育を子供のうちから厳しく行う事でしょう。
いい年こいてアホな運転をする輩については・・・証拠を固めて警察に突き出しましょうかね。
by 産経新聞さま
大いに賛成です。悪質な暴走自転車は厳しく取り締まるべきでしょう。
しかし、若年者違反に対する少年法の障壁、自転車の免許制度が無いゆえの停止期間の未設定など、実際の取り締まりには諸問題が山積しています。
かといって、自転車に免許を導入するのは無理。
自転車の没収という手段も、自転車の価格が相当下がっているからほとんど効果ナシ。
自転車免許が無いということは、身分証明が出来ない。
小学生に赤切符を切るケースというのは考えたく無いですが、子供は身分証明できません。嘘の名前や住所を書かれたらどうしようもありません。
ついでにいうと、泣かれるとどうしようもないw
また、自転車総数に対する警察関係者の数が圧倒的に少ないでしょう。まともに取り締まれるかどうか不安です。
そこで。
取締りを警察に一任するから十分では無いので、一般人による取締りが重要になるかと思います。
幸い、逮捕権は普通の人にもあります。
酒酔い運転などは難しいでしょうが、自転車の無謀運転によって歩行者が傷害を受けた場合などは、立派な傷害罪です。現行犯逮捕して警察に突き出すのは可能ではないかと思います。
こう考えれば、地域ぐるみで違反自転車を取り締まることが出来るでしょう。
ただし一番大事なのは、違反をしないように適切な教育を子供のうちから厳しく行う事でしょう。
いい年こいてアホな運転をする輩については・・・証拠を固めて警察に突き出しましょうかね。
性別の壁 ― 2006年04月07日 12時51分02秒
千百九個ある経絡破孔を全て突いてくれるわ!! ― 2006年04月08日 00時26分31秒
退かぬ!!
媚びぬ!!
省みぬ!!
これは聖帝サウザーが地震時の避難のお約束として教えた事(違。
タイトルはケンシロウの実兄にて北斗琉拳の使い手ヒョウが誰かに言った言葉(失念)。
というわけで、”ツボ”のお話です。
ツボ、経穴とも言いますが、体のあちこちにあり、刺激すると体の状態を整えたり出来ます。
経穴は体に対応して連続しており、経絡に沿って存在しています。
私はまだ経験が無いのですが、ツボ刺激マッサージや鍼灸なども、基本的にはこういったところを刺激します。
ツボの歴史は古く、中国最古の医学書「黄帝内経」にその存在が記載されています。
ちなみに中国最古の医学書として有名なのが3つありまして。
ちょっと話がずれましたが、ツボ刺激は古代中国から連綿と受け継がれた治療方法だと言う事です。
さて。
ここで気になるのが”ツボって何?”という根本的な疑問です。
古代中国よりの医学は概念的なものが多く、還元主義的な現代医療と考え方がまるっきり違うので、それらを(西洋)科学的に理解するのは難しいのですが。
私の知る限りでは、”ツボ”に関しては比較的明確な答えが出ています。
※ここから先は10年前にとある講演で聞いたもので、ソースは見つかりませんでしたし、結構うろ覚えです。間違ってたらごめんなさい。
まず、ツボの場所はどうやって見つけるのか。
古代の事は分かりませんが、自分の体でツボを見つける方法はあります。
例えば腕を円柱に見立てた場合、手首の方から”円周方向”に沿って、先のとがった物(例えば鉛筆など)で、軽く刺激していきます。
そうすると、他の部分とは感じ方が違う場所があるそうです。
そこがツボです。
これを手首から肩の方に行っていくと、”感じ方が違う点=ツボ”が、一本の線で結ばれます。これが経絡です。
このツボの部分の皮下組織を調べてみますと。
他の部分に比べて角質層が厚い、と言う事だそうです。
つまり、ツボというのは概念的なものではなく、解剖生理学的に見てもはっきり説明できるものであると言う事が分かりました。
(何で体の調子を整えられるのか、と言う事は分からないです・・・)
じゃあ、ツボは人間だけのものなのかというと。
動物にもちゃんとツボはあります。動物病院などでは実際ツボ治療は行われています。
哺乳類だけじゃなく、他の爬虫類にもツボはあるのではないかと思っています(この辺、忘れました・・・たしか調べていたと思います)
じゃあ、ツボは動物だけのものなのかというと。
実は、野菜や果物にもツボはあるんです。
どうやって調べたのか分かりませんが、いくつか紹介されていました。
バナナのツボは、皮と皮の合わせになっている少し分厚い部分。皮の継ぎ目ですね。ここに沿ってツボがあります。
(皮が分厚いだけ?、というセルフツッコミも演者はしていました)
またスイカ。
黒い模様に沿ってあるのかな?と思ったら、スイカの経線方向に沿ってありました。メロンやカボチャも同様です。
他にもいろんな野菜が紹介されていたとは思いますが・・・忘れちゃいました。
でも、まさか野菜にツボがあるなんて思ってもみなかったので、びっくり。
野菜に対するツボ効果は分かりませんが、それで野菜が美味しくなるのだったら、研究の価値はありそうです。
媚びぬ!!
省みぬ!!
これは聖帝サウザーが地震時の避難のお約束として教えた事(違。
タイトルはケンシロウの実兄にて北斗琉拳の使い手ヒョウが誰かに言った言葉(失念)。
というわけで、”ツボ”のお話です。
ツボ、経穴とも言いますが、体のあちこちにあり、刺激すると体の状態を整えたり出来ます。
経穴は体に対応して連続しており、経絡に沿って存在しています。
私はまだ経験が無いのですが、ツボ刺激マッサージや鍼灸なども、基本的にはこういったところを刺激します。
ツボの歴史は古く、中国最古の医学書「黄帝内経」にその存在が記載されています。
ちなみに中国最古の医学書として有名なのが3つありまして。
1.黄帝内経 | |
黄河流域に発達した、体を器具などで刺激して治療するもの。 この地方は荒涼とした地域で、薬草などがほぼ無かったので器具治療が発展。 そもそも乾燥している地域なので、病気自体が少なかった。 |
|
2.神農本草経 | |
揚子江流域に発達した薬草治療。 気候が穏やかで病気の種類もそこそこ。 病気治療というよりは滋養強壮や長生きのための薬草本? 主に単一の薬草で用いる。 |
3.傷寒雑病論(後の傷寒論) |
揚子江よりもっと南側、森林が生い茂る地域の治療。 薬草の種類も多い分病気の種類も多く、薬草を組み合わせて治療に用いた。 現在の漢方医学の源流。 ちなみに傷寒とは発熱を伴う伝染病で、風とかインフルエンザのようなもの? |
ちょっと話がずれましたが、ツボ刺激は古代中国から連綿と受け継がれた治療方法だと言う事です。
さて。
ここで気になるのが”ツボって何?”という根本的な疑問です。
古代中国よりの医学は概念的なものが多く、還元主義的な現代医療と考え方がまるっきり違うので、それらを(西洋)科学的に理解するのは難しいのですが。
私の知る限りでは、”ツボ”に関しては比較的明確な答えが出ています。
※ここから先は10年前にとある講演で聞いたもので、ソースは見つかりませんでしたし、結構うろ覚えです。間違ってたらごめんなさい。
まず、ツボの場所はどうやって見つけるのか。
古代の事は分かりませんが、自分の体でツボを見つける方法はあります。
例えば腕を円柱に見立てた場合、手首の方から”円周方向”に沿って、先のとがった物(例えば鉛筆など)で、軽く刺激していきます。
そうすると、他の部分とは感じ方が違う場所があるそうです。
そこがツボです。
これを手首から肩の方に行っていくと、”感じ方が違う点=ツボ”が、一本の線で結ばれます。これが経絡です。
このツボの部分の皮下組織を調べてみますと。
他の部分に比べて角質層が厚い、と言う事だそうです。
つまり、ツボというのは概念的なものではなく、解剖生理学的に見てもはっきり説明できるものであると言う事が分かりました。
(何で体の調子を整えられるのか、と言う事は分からないです・・・)
じゃあ、ツボは人間だけのものなのかというと。
動物にもちゃんとツボはあります。動物病院などでは実際ツボ治療は行われています。
哺乳類だけじゃなく、他の爬虫類にもツボはあるのではないかと思っています(この辺、忘れました・・・たしか調べていたと思います)
じゃあ、ツボは動物だけのものなのかというと。
実は、野菜や果物にもツボはあるんです。
どうやって調べたのか分かりませんが、いくつか紹介されていました。
バナナのツボは、皮と皮の合わせになっている少し分厚い部分。皮の継ぎ目ですね。ここに沿ってツボがあります。
(皮が分厚いだけ?、というセルフツッコミも演者はしていました)
またスイカ。
黒い模様に沿ってあるのかな?と思ったら、スイカの経線方向に沿ってありました。メロンやカボチャも同様です。
他にもいろんな野菜が紹介されていたとは思いますが・・・忘れちゃいました。
でも、まさか野菜にツボがあるなんて思ってもみなかったので、びっくり。
野菜に対するツボ効果は分かりませんが、それで野菜が美味しくなるのだったら、研究の価値はありそうです。
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