エコ・ライディング2006年04月19日 11時04分57秒

エネルギー問題は我々の生活に直接影響する、極めて重要な問題です。
これは各国、各自治体、各メーカーの技術開発努力も必要ですが、一番大切なのは”利用者の技術向上”です。

自分の運転を振り返ってみてください。環境の事を考えていますか?

エコ・ドライブ」について、チェックする事をお勧めいたします。
環境に優しいと言う事は燃費がいいと言う事で、自分の懐具合に直結するものです。そう考えると俄然やる気が出るでしょ?



エコ・ドライブの各テクニックは上記サイトを参照してもらうとして、基本となる考え方は「無駄なパワーを使わない」事です。
例えば荷物山積みのまま走らない、とか。
信号待ちではNレンジにしておくとか。
エアコン使う前に窓を開けてみるとか(花粉の時期は無理だけど)。
タイヤを意味無く太くしないとか。
いろいろあります。

ただしエコ・ドライブを考える上での大前提として、「安全を損なってはならない」と言う事が挙げられます。
いくら環境に優しくても、危険な運転行為はアウトです。
「高いギアを使えば燃費がいい」といってスピードを出しすぎてはいけないし、走行中にNレンジにするのはトルクが抜けて危険です。

環境の事を考えるのは大事なのですが、”身の安全ありき”である事を忘れてはいけません。



「エコ・ドライブ」は車両数から言っても大切なのですが、これはあくまで”ドライブ”の事。
バイクについては、車両数から見ても環境への影響は微々たるものですが、無視は出来ません。
そこで、「エコ・ライディング」について提案したいと思います。

1.日頃のメンテナンスはきっちり

エンジンオイル、プラグ、エアクリ、チェーン、タイヤなどのメンテナンスをきちんとする。
燃料をきちんと燃やすこととフリクションロス低減は、想像以上の燃費改善に繋がります。

2.タイヤの空気圧は小まめにチェック

空気圧が低いとタイヤの変形量が大きくなり、ころがり抵抗が増大して燃費は悪くなります。しかし、STDの空気圧は若干高めで、グリップの事を考えると、STDより20kPaぐらい低いところが一番安心して走れたりします。
なんにせよ空気圧は小まめにチェックした方が良さそうです。

3.ギアシフトは適切に

ギアが高いほうが燃費がいいのは間違いありません。
しかし、回転数ごとの燃料消費率の問題もあるし、パワー不足で余計にスロットルを開けてしまう。プラグもかぶるし、そもそも小排気量では坂道登らないこともある。
ギアは適切に。

4.ライン

コーナーリングの基礎として、「スローイン・ファストアウト」「アウト・イン・アウト」があります。
しかし、燃費がいいのはアクセル一定なので、コーナーリング手前で不必要なブレーキングはパワーロスの元です。
コーナー手前でのブレーキングは”曲がれない速度で曲がれないラインに突っ込むから”必要になる、つまり”安全に曲がれるライン”を選べばむやみやたらなブレーキングなしでコーナーに進入でき、しかも安全。それが「アウト・イン・アウト」。
実際には公道でインによるのは危険極まりないので、道路の真ん中ぐらいのクリッピングを置けば良いかと思います。
ライン選びはライディングテクニックの一つ。腕も上がるし燃費も良くなる。運転のうまい人は燃費も良い、と言う事です。
攻めラインで飛ばせってことじゃないですからね!

5.軽量化

重量物を減らして燃費向上。排気量が小さいバイクいとっては効果も現れやすいでしょう。
しかし、むやみやたらな軽量化はバイクの乗り味も変わってしまうので、注意が必要です。マフラーやホイールの軽量化は運動性能が一気に変わるので、倒れやすくなって扱いにくくなる事も考慮すべきです。
カウルの軽量化は非常に効果的なのですが、社外パーツもそれほどあるわけじゃないので難しいところ。純正でカーボン製カウルとか出ないかな・・・

6.ストップアイドリング

車のようにアクセサリー類が皆無なバイクにおいては、停車時にアイドリングするメリットは全くありません。
エンジン始動後のアイドリングは、エンジンを触って温かさを感じる程度で十分でしょう。
高速道路の料金所などで支払う時は、安全の問題からキルスイッチで切った方が良いこともあります。
カードだったら片手で使えるんですけどねぇ。おのれJH・・・

バイクについては荷物の問題はあまり生じませんが、ライダーの軽量化は結構意味があるのでは?とか思います。



バイクは車よりも排気量が少ないので、基本的に車よりはエコです。
むやみやたらに排気量の大きいものよりも、適度な大きさのバイクで走ったほうが、環境には良い事もあるでしょう。
ちなみに日本では600ccのバイクがベストサイズ、なんて言われることもありますが、日本の道ではコーナーリング性能こそが勝敗を握るので、中排気量スポーツ最強説は確かにうなずけます。

峠なら大排気量ツアラーには負けん。当たり前だけど。

味の捉え方2006年04月19日 13時40分06秒

こんな経験は無いでしょうか。

「ここはすごく有名な店だからなー、きっと美味しいんだろうなー」と思ったのに大して美味くない。
山歩きして疲れきった時に食べるおにぎりの味がこの上なく美味い。
ピーマン好きとピーマン嫌いがいる。
「空腹にまずい物無し」「満腹にうまいもの無し」
99%カカオは苦すぎて甘く感じる。
ヘルシア緑茶うめぇ。
マラソン後の粉ふきいもは危険

このように、人の健康状態、嗜好、環境によって、美味しいと感じる事と言うのは変わってきます。
観測系によって味という観測結果は変化する。

つまり。



味の特殊相対性理論やー!


この理論をペーパーにしてAngewandteに出します。
出さねえよ!Scheisse!