「蕎麦処 亥庵」2006年10月22日 12時38分35秒

千葉県の大宮団地の中に、とても豪華な蕎麦屋があると言うことで行って見ました。
名前は「亥庵」。いおり、と読むようです。
場所は大宮小学校の真正面です。通りからだと意外に見えにくく、一度素通りしてしまいました。

駐車場に車を停め、入口に立つと、その大きさがはっきりわかります。
とても大きく、きれいな蕎麦屋です。
入口には看板代わりに織物が。超アピール。



こんなもん置いてるだけでも、この店の大きさが伺えます。
地元民であり、しかも近くのスーパーでバイトしていたというのに、この店の存在に気付きませんでしたよ。

入口から屋敷へ至る道も長く、立派。



広いなぁ。しかも奥ゆかしい佇まいはただならぬ雰囲気です。
しかし横を見ると。



ハロウィンを豪快にアピール。このギャップがまた柔軟性を物語るのでしょうかね。

屋敷には靴を脱いで上がるようです。スリッパはありませんが、絨緞敷きなので寒くは無いでしょう。
席に通されるまでに、待合室兼バーに通されます。別室でバーがある蕎麦屋なんて初めてですよ。
目の前のウイスキーに手を出せなさつつ待っていますと、席にご案内。
途中には個室がいくつもありました。イベントごとの帰りに立ち寄る蕎麦屋、という印象ですね。一見さんはちょっと恐縮。
一番奥の部屋のテーブル席に通されます。遠い。

席についてメニューを見ます。普段なら天ぷら食べちゃうのですが、今日は我慢、普通のせいろです。



蕎麦は表面にしっかりを水を湛えたタイプで、しかしざらつきもあるので喉越しも楽しめます。
香りや甘みはなかなかですね。コシは控え目で優しい蕎麦です。
つゆはやや辛口で、鰹だしがこれでもかと強烈に効いています。
強烈と言うか、鰹の魚臭さが出ていますね。しかし不快感を感じるレベルではなく、まあこれも個性かなぁ、と思えるレベルです。
蕎麦とつゆの相性もまずまず。優しい蕎麦には甘口のつゆが定番ですが、辛口でも美味しいですよ。

蕎麦よりもお店の雰囲気の方が目立ってしまいますが、蕎麦はハイレベルです。
お金に余裕があれば、他のメニューも試してみたいです。
またお酒がかなり充実しているので、夜に呑みに行くのにも良さそうですね。バス停も近いですし。