茨城じゃなく千葉にある十二橋駅。間違えんなよ!2007年04月12日 20時28分28秒

突然うなぎが食べたくなったので、佐原の「 うなぎ 山田」さんに行きました。
まあ前回と同じく並丼です。並でも十分量があるし、美味いですー。

例によって岩立の草もちも買いましたが、それだけだともったいないので、鹿島線の「十二橋駅(じゅうにきょうえき)」を見に行きました。



十二橋駅は鹿島線、香取駅の次の駅で、その次は茨城県にある潮来駅です。成田線と鹿島線が合わさっているので分かりにくいですが、鹿島線としては佐原駅が始点で香取駅で成田線と分岐します。
利根川を越えたところにあるので千葉と言う感じはしませんが、れっきとした千葉県香取市です。

十二橋、と言う名前から、 加藤洲十二橋 (引用元:香取市ウェブサイトさま)が真っ先に浮かびますが、十二橋駅から行くのは無謀です。たぶん駅に降り立った瞬間に途方に暮れます。
佐原駅からバスで水生植物園に向かうか、潮来駅まで行ってください。

香取駅から先の鹿島線は利根川を越えます。そのせいかずっと高架線になっています。
田園地帯なのに電車が高架なので、やけに目立つというかそれがかえって寂しさを煽るというか。

駅も当然ながら高架線上なので、高いところにあります。
ちなみに無人駅です。



駅前には砂利敷きの駐車場があります。トイレと公衆電話もあります。
ただし自動販売機はありませんでした。



白い建物は消防団の資材置き場かな。

まずは駅に向けて階段を上ります。



上がりきったところで下を見下ろすと。



ぽつぽつと民家などが見えますね。それ以外は田んぼです。

ホームに出て左手が潮来駅方面。右側が香取駅方面。





そしてホーム正面(東向き)。



ずーっと田んぼです。久々に地平線が見えそう・・・遠くには東関東自動車道が見えますね。
ちなみにこの地域一帯が田んぼなので、360°方向に田んぼが見えます。
それだけに、高いところにあるこの駅は、浮いてますねー。

待合室はちょっと新しい感じ。乗車駅証明書の発券機もあります。



最近千葉県の無人駅が次々と新築されているのですが、同じデザインですね。
ただしこの駅は高いところにあって周りに障害物が無く、相当風が強いかと思われます。
なので、待合室にはちゃんと壁があります。



ちと殺風景かな・・・
ダストボックスがありますが、自動販売機はありません。他の駅で買ったもの専用?

駅名表示板。ちょっとはげかけてます。



香取と潮来の間にあります。ちなみに香取駅も無人駅です。コンテナ車両をぶち抜いた造りだったけど、そろそろ新しくなっているかな・・・


駅を降りて駐車場に戻ると、黒い石碑が目に入りました。



なんか書いてありますね・・・という事で文字に起こしてみました。分かりにくい言葉には解説つきです。ヒマ人親切でしょ?でも間違ってたらごめんなさい。

竣工記念之碑
    理事長勲四等 新堀 正 書

 香北土地改良区第三工区は日本水郷十
六島の北東部に位置し 早場米 はやばまい。
秋早くに出荷される新米。だいたい9月。
それよりも早い「超早場米」というのもあり、7月以降に出荷される。
の産地とし
て知られた水稲単作地帯である。又舟を
使って耕地を往来して耕作に従事する詩
情豊かな農村として有名であった。
 第二次世界大戦後の日本経済の急速な
成長に伴って農業機械の進歩大型化及び
運搬機材の自動車化等が進み、舟運によ
る農耕では対応が不可能になり、農業基
盤の改良が必要となった。
 たまたま建設省が利根川の改良工事を
計画し、この工事によって大量の 浚渫 しゅんせつ。
海底や河川などの水深を深くするために掘削すること。これによって航行可能船舶の幅を広げたり、容量のキャパシティを確保できる。
浚渫したときの土は廃棄物扱いのため容易に処分できない。有害物質の含有も問題視されている。

が生ずることを知り、この浚渫土を地域
内に 客土 きゃくど。
他の場所から性質の異なる土を持ってきて混ぜ合わせる事。これによって耕地の改良を行う。身近な例で言えば、ガーデニングの際に土に腐葉土を混ぜるなど。
して土地改良事業を施工するこ
とについて受益者の要望が高まったので
県営 圃場 ほじょう。
田んぼ(田圃)や畑、菜園など農作物の発育場の意味。
整備事業を組合員全員の同意に
基づき申請し、昭和四十一年十月六日に
事業名千葉県営香北二ノ二地区圃場整備
事業として採択確定し、同四十二年四月
よりこの工事に着手した。
 この事業の施工に当つて第三工区地域
内に既に小規模土地改良を施工した新島
第一土地改良区があつたが、諸施設を第
三工区に移管して再整備するためこの土
地改良区は解散した。
 県圃事業費総額十九億七千九百萬円の
うち国助成金九億四千九百萬円、県補助
金五億八千九百萬円、地元負担金四億四
千百萬円を投じ、有効幅員六米の農道、
幅員四米の排水路、パイプライン用水路
一筆五十アールの大型圃場等完成面積、
五百四十三ヘクタールを造成すると共に
十二橋駅を中心とする地域発展の素地を
整備したのである。
 慈に組合員の努力と強力により理想の
農業基盤の完成を記念し、事業の経緯を
録し、先人の労苦に感謝すると同時に、
後人に吾筆の微意を伝えるものである。
  昭和五十八年三月吉日
     第三工区長 小倉康司撰文
     歴代工区長 飯田二平
             小倉兵二郎


つまりこの一帯の田んぼは、利根川の浚渫工事で出た浚渫土を使って整備されたと言う事ですか。
こんなに広大な土地にするのは並大抵の事ではないでしょう。頭が下がります。
こんなご苦労があってこそのお米です。大事に食べましょう。

興味本位で見に行った割には、歴史まで触れられて大満足です。
千葉というと南房総方面は割と明るいのですが、この北総も知ると面白いですね。
興味が尽きない県です。

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