「蕎麦香房 むさしや」 / 天もりそば2007年01月06日 23時55分58秒

木更津は美味しい蕎麦屋が多い土地ですね。理由は分かりませんが。
本日はそんな木更津にある「 蕎麦香房 むさしや」さんに行ってきました。
場所は木更津の請西(じょうさい)という閑静な住宅街にあります。徒歩では困難で、車じゃないと厳しい位置にあります。
車なら館山道木更津北ICで降りR409を西側に進み、久留里線祗園駅前の信号を左折し、道なりに進むと見えてきます。目印は蕎麦屋と併設の眼鏡屋さん、或いはローソンです。

お店の外観。小奇麗な佇まいです。



写真だと小さくて見えにくいですが、障害者マークがあります。つまり車椅子でも入店可能だと言う事です。
バリアフリーの波はこういったところにも来ています。今後ますます個人店舗でも対応が求められるでしょう。

入口。引き戸です。しかも自動ドア。こういったところも車椅子だと嬉しいですね。



写真にはありませんが、トイレも車椅子可能です。蕎麦屋でここまで徹底しているところは初めてです。

店内は小洒落た雰囲気です。和風バーみたいな。



洒落てはいますが浮ついたものではありません。落ち着きます。
柱時計の音がきれいな店内の雰囲気を深みのあるものとしています。
席はテーブルで20人ちょっと、カウンターが5席、こあがりが2つ。奥のほうにも座敷がありそうで、なかなか広いお店のようです。

席に着くと、お茶とお通しを出していただきました。



柔らかいおぼろ豆腐です。大豆の甘みを口いっぱいに感じます。蕎麦を食べる前に大豆を食べると言う穀類の2段攻撃、なかなかの拘りっぷりです。

今回は基本に戻り、天せいろを頂きます。
ここのお店では「ざる」と「もり」があり、ざるは木更津の美味しい海苔が掛かっているとのことです。それはそれで惹かれますが、蕎麦に海苔を掛ける事は否定的なもので、今回は「もり」にしました。



見た目にも上品。
そばつゆの器がなかなか面白いです。どっちから出すのか迷います。どっちからでも出ますが。

まずは蕎麦です。ちなみに大盛り(+200円)です。



たっぷり。
まずはつゆの味を。甘口のつゆで鰹だしは強すぎず弱すぎず。上品です。濃さも程よい加減です。
蕎麦を呑み込むと、きりりと冷やしてあるので非常にすっきりと入ります。冷えている割には甘みも香りもなかなかのものです。常温だとさらに強く感じるでしょう。コシも程ほどで噛んでも呑んでもいけます。
正統派のお蕎麦です。

ある程度蕎麦を楽しんだら、天ぷらです。



えび、かぼちゃ、なす、パプリカ、山芋です。 上品な蕎麦とは対照的に、ごま油で揚げた香りの強い天ぷらです。衣もしっかりしています。
対する天つゆは上品と言うか、味が薄いです。天ぷらが強いだけに少々負け気味です。そばつゆで食べると丁度良かったりします。
しかし天ぷらを食べている、という実感は強いですね。食べ応え十分。
山芋の天ぷらは面白いですね。火を通す事で一層美味しくなります。体にも良さそうです。

なかなかハイレベルで楽しめるお蕎麦でした。満足。
と思ったらメニューに玉子焼きを見つけてしまったので、追加注文。



ふんわりと仕上がり、美味しい玉子焼きです。ちょっと食べ過ぎたかも・・・
そのぐらい食べたいと思わせる、いいお店です。

完全バリアフリーのお蕎麦屋さんも珍しいと思います。今まで蕎麦屋に躊躇していた方も、ここのお店なら不安なくお蕎麦を楽しめます。
車がないと厳しいのですが、それさえクリアできれば大丈夫ですので、是非一度ご賞味あれ。

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