尾道ラーメン「麺一筋」2006年07月09日 10時22分08秒

魂のラーメン / 麺一筋

広島県尾道市に端を発する尾道ラーメン、平打面に醤油系スープ、背脂、というのが特徴のようです。
そんな広島の味を東京でも食べさせてくれるのが「麺一筋」。
数店舗都内に展開しているようです。

注文したのは写真にある「魂のラーメン」。
名前は仰々しいですが、普通のラーメンに煮卵がついたものです。
スープは醤油系で、鶏がら、野菜、小魚などでダシをとってあると言う事です。とても優しい味で、「ザ・ラーメン」と言っていいほど王道の味です。万人に受け入れられるタイプでしょう。嫌いな人はいないはず。
麺は平打ちの中縮れ。ちょっと麺が広すぎる印象を受けますが、これが特色のようです。もっと薄く仕上げた方がスープに合うと思うのですけど。
尾道ラーメンは背脂が特徴と言う事ですが、余計な脂はスープの味を濁す、というポリシーがあるので今回は脂抜きです。
煮卵は半熟で、中まで味が染みこんでえも言われぬ美味さ。煮卵というからにはこのぐらいしっかり味がしないと、食べた気がしないですわ。
チャーシューもまたしっかりと味が乗り、しかも柔らかく口の中でとろける食感。ご飯に乗っけたら美味いだろうなぁ。


というわけで、「豚飯」も一緒に注文しました。

豚飯 / 麺一筋

白ご飯にチャーシューを細かく切ったものを惜しげもなくどーんと乗っけて、頂上にはちっちゃい生卵が鎮座ましましておられ、今はお役御免になった富士山山頂の気象観測レーダーを彷彿とさせます。
ラーメンの中でも激しく自己主張するチャーシューが、今度は主役になって丼にクラスチェンジしているのだからもう、たまらん美味さです。
チャーシューに程よく脂があるので、ご飯と相まって蠱惑的な甘さを醸し出し、油断しているとチャーシュー本来の肉の味に目覚めさせられる、その陶酔と覚醒の狭間を行き来する快楽たるや。
多少注文をつけるとすれば、チャーシューだけだと強すぎるので、あの優しいスープの味でリミットを掛けると更に味が洗練されると思います。
出来れば煮卵も乗っけてほしい。


万人に受け入れられるオールマイティなラーメンです。わざわざ食べに行っても十二分に満足できる味は保証できるでしょう。
隅っこに写っている餃子をはじめ、サイドメニューもなかなか美味しいので、何回行っても楽しませてくれます。

コメント

_ なす ― 2006年07月10日 15時04分06秒

まぁ、叉焼や麺に何がしかの思いがあるのは俺も同じだが、あれはあれで完成された形だと思うのですよ。
あれで麺が普通のだったりもっとコシがあったりすると、それはそれでがっかりな感じがするだろうし、むしろあのスープであの叉焼だから成り立っているところもあるわけで。
叉焼とスープの関係で言えば、某有名喜多方ラーメンチェーン辺りはそうだろうな。
麺はクソだが、叉焼は良い。化調っぽいのさえなければあのスープは合う。(本来の喜多方ラーメンとしてはあれは邪道だと思うが)
今のラーメン界の主流は「麺」だから、ああいう麺は受けないだろうがなぁ。
ま、好きなものは好きなので良いんだけどw

_ @DRK ― 2006年07月10日 19時09分32秒

美味いラーメンの部類に入ると思うよ。
もちろん個人の好みがあるから多少の注文は出るけど(むしろ何も感じない方がおかしい)。
欲を言えばスープに存在感がほしいけど、あれはあれで”完成した形”なんだろうから別に文句は言わないw
美味いし。

今回食った分で言えば、ラーメンよりも豚飯の美味さに当てられたというのがホンネw
ギザウマスwwwwwww

_ なす ― 2006年07月10日 22時36分30秒

では、今度、最強の豚飯を食いに行こうか。
いわきまでw

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