車椅子の操安2008年06月26日 22時43分49秒

電動車椅子による救急事故が多発しているような。

以前車椅子生活を送っていたので、車椅子については多少の経験がありますが、案外難しいものです。
車両の基本性能、走る、曲がる、停まる。直進するのは両輪の回転差がモロに影響するし、曲がるのも然り。ブレーキングに関してはすこぶる抜けやすい荷重のせいか簡単にロックします。
電動ならばその辺はクリアできそうですが、逆に操作ミスで重大事故が発生しやすい。

取りあえずの提案として、自動車メーカーのノウハウを車椅子にフィードバックするのはどうでしょう。
座席のホールド性を上げて転落を防ぐ為に、RECAROに協力依頼とか。
急激なブレーキングによる前のめり防止に、スリッパークラッチを設けるとか。
段差や坂道に応じて速度やブレーキングを制御するとか。

競技の世界では車椅子もかなり進化しているようですが、病院などの車椅子は、あまり変わってないように思います(病棟などでのメンテナンスもあまりなされておらず・・・)

これだけ自動車技術が進化しているのだから、アクティブセーフティの観点を車椅子にも導入すべきではないかと思います。



2008.06.29 追記

技術的アプローチも大事ですが、やはり操作者の技術向上というのが一番と言うのは、ずっと変わらないでしょう。
ある程度若い人ならば勝手に覚えていきますが、高齢者はなかなか慣れないのではないかと思います。しかし車椅子の扱い方などは看護師さんなどが軽く教える程度でしょうか?深く突っ込んだ講習なんてのがあるのかどうか分かりません。
私はPTさんに軽く教えてもらいましたが、病棟内だけだったし深くは教わってません。

これは言わば教習所内での技能講習です。実際に公道に出るのは危険ではないでしょうか。
事故が多発しているのならば、車椅子の運転講習もあってしかるべきだと思います。

ちなみに私が経験で学んだちょっとしたコツは「フォークリフトと逆」です。
フォークリフトは前が重たいので、下り坂の時はバックで進みます。
車椅子の場合は、構造上後ろにつんのめりやすい。ということは、上り坂はバックが安全ということです。
これを実践するだけで安全性はずっと向上すると思います。

あと芝生には入るな、ですねw

コメント

_ なす ― 2008年06月27日 12時09分11秒

車椅子でドリフトかますようなテクニックがあれば…

_ @DRK ― 2008年06月27日 21時59分30秒

それ
なんて
俺?

実際車椅子は簡単にロックするから、ドリフトとは言わなくても滑らすのは簡単。

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