房総の林道走ってみた:千倉線2016年02月07日 18時49分32秒

千倉の林道シリーズ。第1弾はかなり有名な千倉線。
高家神社でしっかり祈願したので、何事も起きない・・・はず・・・

南房総の地域の中で、館山市から旧安房郡千倉町にかけての畑地域、ここが南房総の中でも秘境というか交通の便が悪い地域でした。
それを解消すべく、安房グリーンラインが開通し、館山から白浜までが一気に近くなりました。
が、あくまでこれはタテのライン。実はヨコのラインはまだまだで、ちょっとでも畑周辺地域に舳先を向けてしまうと、移動の融通が利かないのです。
そんな地域では未だに、地図上では林道が交通路としては最短距離を担っております。
何も知らないファミリーカーが入りこんじまったら涙目になること必至ですがね!

車種:
インプレッサ WRX STI GDB-F
STIダウンサスで20mmダウン
BRIDGESTONE RE050A 245/40R18
※安全のためライト点けて走行しています。可能な限りハイビームです。

路線名をクリックすると、GoogleMapで実走行ルートを表示します。林道完全トレースではないので、ご注意ください。走破していれば一致しますが、途中で引き返したりしていると、その限りではありません。
路線名横に「complete!」とあれば完全走破、途中で引き返したような場合は
「pending...」と記載します。

千倉線>complete!:

路面状態・・・全面舗装。落葉多少。幅員注意。日陰での苔むし多少。

地域の名を冠しているので、メインとも言える林道でしょう。
今回は東側から入線しました。南房総市の千倉清掃センター付近に起点があります。

千倉線 / 起点

千倉線:林道標

千倉の南朝夷の集落に至る道から分岐しています。
いかにも魔境に片足突っ込んじゃうみたいな雰囲気ですが、そのまま進んだ方がよっぽど魔境なので、安心してください。
のっけから落ち葉も見えて苔むしていますけど、走行には案外影響がないです。

千倉線:前半路面

入線してしばらくはこんな感じの道路が続いています。割とワインディングなので、対向車にご注意を。案外車は走ってまして、この日も2台とすれ違いました。

千倉線:案内板

途中にこういう案内板が2つ。環境保護地域ということで。

半分ぐらいまで来ると段々落石も目立ってきますが、走行はできます。
途中に何かの施設がありました。

千倉線:海上保安庁千倉受信所

千倉線:海上保安庁案内板

海上保安庁の施設で、管轄が横浜と。職員さんはここまでこないといけないんですね、ご苦労様です。
道路も一段と苔むしております。

千倉線:海上受信所前

ここまで来たところで、またもや林道標が。

千倉線:中間林道標1

千倉線:中間林道標2

本当はここまでが千倉線なのかもしれませんね。地図でいうとこんな感じ
が、ここまでは実は普通に来られるのです。海上保安庁の職員さんが来ますし。
ここから先は、畑地域が本気で牙を剥いてくるので、セットで考えた方が良いかと思われます。

林道標のある場所からすぐに、トンネルがあらわれます。

千倉線:トンネル

車内から撮影。ハイビームです。路面はまだちゃんとしてますね。コンクリ吹き付けしてある心遣いがうれしいです。
トンネルを抜けるとそこは畑地域の林でした。幅員は完全に1台分。離合は無理です。ところどころに待避所はありますが。インプさんだと結構ギリです。大型SUVは大変ですね。

千倉線:畑地域待避所

カーブの途中にある、幅員広めのスペース。これ以外は1台分の道路が続きます。
正直、トンネル手前の方が良心的。後半戦は常に崖っぷち。運転席側の窓ガラスからは、崖ばっか見えます。
途中で本当にぶつかるんじゃないかという箇所もあるので、慎重に・・・

そろりそろりと抜けていくと、ようやく人の手が入った感のある畑が出てきます。
その先にはお寺さんがありました。

千倉線:瑞龍院1

千倉線:瑞龍院2

瑞龍院、と。安房房総を支配した里見氏のゆかりの寺院だそうです。
このあたりからは畑地域の集落になります。

千倉線:終点?

ここで少し(他よりは)広めの路地に出ます。終点、なのかな。
千倉線が通行止めの場合、ここから封鎖するので、まあまったく関連がないとは言い切れないポイントです。

総距離もなかなかあり、まあまあスリリングな道でした。とにかく幅員がしんどい。
正直後半戦は、軽トラ前提の作業道ですね。
畑地域から千倉に抜けようという時は、もうあきらめて戻るか進むかしましょう。この道を抜け道には使ってはいかんです。

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