「創作そば かけはし」 / 海鮮かき揚げ天せいろ2008年05月02日 18時31分46秒

飯倉の「かけはし」さんに行ってきました。
場所は飯倉駅周辺、県道45号と県道49号がぶつかる辺りの住宅街の中にあります。
R126を下っていき、飯倉交差点を左折すると看板が見えてきます。本当に住宅街の中ですね。
車で行くことにはなりますが、駐車場は数台ですので、何とかしてください。

お店は民家を改装したような?でも結構広いです。



店内はお昼時とあってか、地元の人とかで賑わっていました。
席はテーブルが20ほど、カウンターが4ぐらい。そこそこに入ります。
まだ新しいのかとてもキレイです。
入って右手に厨房がありますが、ご主人と思しき人、それを店員さんが数人。ご主人は緑の帽子にエプロン。イタリアンっぽいなぁ・・・

メニューはなかなかに多彩で、蕎麦のみならずご飯も充実。サイドメニューもあります。
お昼だからかお酒のメニューは見当たりませんでしたが。

何を頼もうか考えている途中に、お茶とお茶請けを持ってきてもらいました。



お茶請けは揚げ蕎麦ですが、塩味と砂糖味の2種。揚げ蕎麦を出すお店は数あれど、味を変えて対比させようと言うのはここが初めてです。
塩味はもちろん美味しいのですが、砂糖をまぶした物もまた珍しく、面白いです。たぶん塩の方が合っているとは思いますが、砂糖だとカリントウみたいな感覚ですね。

あれこれ迷った挙句、今回は基本、しかし変化をつけ、かき揚げに。
海鮮かき揚げ天せいろです。



キレイにまとまってますね。
真ん中手前のは塩、掻き揚げに使うアンデス岩塩とのこと。

まずは蕎麦。



つゆはやや辛口ですが、甘さも深く感じます。ダシは強く感じますね。喉で風味を感じるタイプのつゆです。
蕎麦は、お店の謳い文句にもあった「石臼挽きそばの上質な部分を使った」から分かるように、更科蕎麦を意識したものです。味、香りはそれらしくやや控え目ですが、十分に感じます。コシは強く、ややプレグレッシブなレート遷移。表面は滑らかで、呑み込むよりは良く噛んだ方がいいでしょう。
江戸っぽい蕎麦ですね。マッチングも上々です。海苔がかかっているのは、個人的には要らないのですが、いい香りがします。
更科のように蕎麦粉の主張が控え目な場合、その味を決めるのは水が大きくなります。こちらのお蕎麦は美味しく頂けますが、水の味を突き詰めればさらに美味しくなると思います。

お次はかき揚げ。



いい色です。
具は小海老と帆立。シンプルですが味が濃厚です。揚げ具合も良く、さほど油を感じず、胃にもたれません。
アンデスの塩で食べると美味いです。他の天ぷらも期待が持てますねー。
蕎麦も天ぷらも非常に美味しく頂きました。

締めの蕎麦湯。こちらはちょっと変わってます。



陶器のグラスに入っているのが蕎麦湯。急須にあるのはそばつゆです。
天ぷらは蕎麦と共用のつゆで食べたのですが、蕎麦湯用につゆを出しなおすと言うのはなかなかのこだわり。また急須の中のつゆも、蕎麦湯に対して全量注加したときに丁度良くなるように計算されているかのようです。
普段見慣れない出し方ですが、こういうのもアリですね。

他のメニューもかなり気になるものが多いですね。鴨肉いり餃子とか、角煮蕎麦なんてのも。
千葉県東部の海沿いは、アクセスもだいぶ良くなりましたし、実はお蕎麦屋さんが結構あります。銚子に観光にいくついでに立ち寄ってみても、新しい発見ができるかと思いますよ。

創作そば かけはし

平日 11:00~14:30

土日祝祭日 11:00~14:30 17:00~20:30

水曜定休