上様は我々に死ねと仰る御積りか!2006年06月14日 12時59分17秒

医療制度改革法案、参院委で可決…14日に成立見通し
(by 読売新聞さま)



・・・あっちゃー。衆院可決かよ。

お金と場所と人手の問題があるから一筋縄ではいかないのは分かるけどさ。
金に関しては他に取れるところあるだろ。タバコとかさー。
ただでさえ特定の産業からの税収が偏ってると言うのに。

そもそも、だ。
自国民の保護すらまともに出来てねーのに難民保護に躍起になってどうするよ。

順番が逆だ、逆。

蕎麦屋「あまね」2006年06月15日 10時50分08秒

天せいろ / あまね

佐倉市上志津原と言う、やや陸の孤島なところにあるのが蕎麦屋「あまね」。
失礼を承知で言えば、周りには特に何もないです。畑と工場ぐらい。
隠れ家的なロケーションなので雰囲気はありますが、逆に言えば気付かない可能性大です。私も車で2回ほど素通りしてしまいました。
ウォーキングコースが道路に沿って伸びており、自然豊か、と言うほどでは無いのですがそれなりに木は多いところです。

元々あった定食屋か何かを改装したのか、それっぽい造りです。
中に入ると木の暖かみを感じる店内ですね。床は木の板を並べた造りで、壁はクリーム色、入口には薄い抹茶色のサンシェイド。照明にも気を使っています。
テーブルと椅子ももちろん木造りです。
席に着くとすぐに蕎麦茶を出してくれました。表面がざらざらした粉引きの湯のみで、こだわりを感じます。持ちにくかったけど。
お品書きはそんなに数多くなく、基本的なものがある感じです。
初顔合わせの定番で、天せいろ蕎麦を頼みました。

厨房を見ると、店主は結構若いです。他に女性が2人。3人で切り盛りしているようですね。
程なくして天せいろ蕎麦が来ました。

そばつゆは浅草藪を意識しているようで、かなり濃くて醤油が強く、鰹だしの味も感じます。
蕎麦は手打ち手切り。形が揃ってないところがまた手作り感が大きいです。
蕎麦の香りが強く、かなり甘みがあります。塩味の強いそばつゆに合いますね。
天ぷらは海老や白身など定番。ちょっとカリカリしすぎているような気がしますが、十分美味しいです。

まだ全体的に荒削りな感は否めませんが、これから伸びていくんじゃないかと思います。
なお、お値段がとてもリーズナブルです。天せいろで\900というのはかなりありがたいですね。



2006/07/12 追記

再訪した際には、蕎麦は丁寧に切ってあって食べやすかったです。
前回はたまたまでしょう。蕎麦の味は相変わらず美味いです。

また「ごはん」なるメニューがあります。
天丼のつゆがついてあり、せいろ(せいろのみでも少し天ぷらがついている)や天せいろの天ぷらをのせて、天丼にする事が出来ます。お値段も100円で滅茶苦茶リーズナブルです。味もなかなかのものですよ。

こんなに至れり尽くせりで赤字にならないのか?と余計な心配をしてしまうほどに量も多いしサービスも良好です。
お店全体が暖かい雰囲気に包まれていて、とても満足です。

オキドキ、パクっちゃえ!2006年06月17日 14時13分44秒

あかんがな。
橙範囲かよ。


画家の和田氏がスギ氏の作品を盗作したという、極めてどうでもいいニュースが流れてから数週間。
著作権、というか”模倣”と”盗用”の問題について一考。

まず、芸術と言うのは模倣から始まる事を忘れてはいけない。
何かに感銘を受け、それをモチーフとして自分なりのカタチにするのが芸術であり、無から生み出すと言うのはあまり無い。全く無いとは言わない。
多分、最初のアートというのは自然をモチーフにしたもので、悪く言えば自然にあるものをパクったと言える。
和歌の世界には本歌取りという言葉があり、模倣と言うものを条件付で認めている。
芸術の世界においては、模倣は至極当たり前に存在するものである、ということが分かる。

では、”模倣”、”アレンジ”と”盗作”、”パクり”の境界線はどこにあるのだろうか。
法的根拠はおいといて、個人的に重要だと思うキーワードは2つ。

即ち「敬意(=respect)」と「洗練(=refine)」である。

そもそも本歌取りとか模倣とかアレンジとか、そういったものにはオリジナルの作者に対する敬意が必ずある。
またアレンジというのはオリジナルに敬意を払いつつ自分の思い描くように昇華、洗練する行為だと思う。
他人がどうこうではなく、自分が作品をより良くしようという気が無ければアレンジの意味は無い。

産業界でも同じ事が言える。
ある技術について特許が発生している場合、その技術を使う時にはライセンス料を支払う。
これはここでも書いているように、開発者にとっては次の開発をするための資金回収以上の意味があり、それを使用する側にはその技術開発への敬意を表すための対価であると思う。

”模倣”には”敬意”と”洗練”。
必ずワンセットでなければならない。それが最低限度のマナーというものだ。
模倣をするなら作者に敬意を表し、さらに高めようとする姿勢。それがあってこそ今の技術や芸術と言うのは進化してきたのだと思う。

文化をパクった挙句に起源は自分のところだなどと世迷言を吐いているようでは、敬意も感じられないし、そこから先に洗練させようと言う気も見られない。
そんな事言っている間は決して評価もされないし、そこから伸びる事も無い。

もっと自分を磨け。

「麺工房しろきや」2006年06月23日 11時57分42秒

特製塩らーめん / 麺工房しろきや

千葉市中央区都町、R126沿いにある「麺工房しろきや」に行ってみました。
新しいお店で、外見も今風の佇まいです。
店内も小洒落た居酒屋のような雰囲気があり、カウンターが8席ほどに、テーブル席が15~16席ぐらいあります。結構広い店内で、家族連れにも優しい気配りが素敵です。

頼んだのは写真にもある「特製塩らーめん」。
塩ラーメンというとあっさりというイメージですが、ここのは結構こってりしてコクがあります。
魚介系のスープということで香りは立ちますが、味の方にはそれほど主張はしていません。 海空土さん とはちょっと違いますね。
油も結構浮いていますが、それほどキツくは感じません。
魚介系スープのほかに、とんこつも入ってます。とはいえとんこつはアクセント程度で、コクがあるけど意外にあっさり、というところです。
麺は中縮れ。ほぐしが足りないので塊になっているので、是非ここは一手間加えて欲しいですね。
具は半熟卵、チャーシュー、ねぎ、かいわれ。卵もチャーシューも味が良く染みていて美味しい。ねぎは少しだけ火を通してあり、嫌なねぎ臭さはありません。ちょっとした心遣いが嬉しいですね。

後日、醤油らーめんも食べてみました。
こちらはスタンダードな醤油とんこつで、美味しく頂きました。
油を少なめにした方が味の輪郭がぼやけなくて良いかと思います。

「手切りそば 蔵」2006年06月25日 18時13分59秒

特製スタミナそば / 蔵

千葉市若葉区高品町、空手道場の向かいにあるのが「蔵」という蕎麦屋です。
手切りそば、と名刺にはありますが、看板には「手打ち 手切り」、暖簾には「手打ち」。
正式名称がどれなのか分かりませんが、「蔵」というのは間違いなさそうです。

今回注文したのは、特製スタミナそば。大盛り。
鉢に蕎麦が盛られ、その上に納豆、とろろ、オクラ、ねぎ、卵など、精のつきそうなものがたっぷり。
よーく混ぜたらそのまま食べるも良し、そばつゆをぶっ掛けるも良し。
こういうスタイルの蕎麦は、結構好きだったりします。

ここのお蕎麦は、なかなかにコシがあり、食べ応えがあります。
蕎麦の甘みは時期が悪いのかちょっと控えめですね、残念。
隠し味に梅の風味を加えています。もうちょっと主張した方が、より夏っぽいお蕎麦になりますね。

そばつゆはしっかりとダシが効いていて結構辛口、とはいえ醤油全開ではないので、そばつゆをそのままちびちびと舐めるように味わうにはちょうどいい味です。
私は薬味を使わないので、余ったわさびとそばつゆでちびちびやるのが滅法好きです。
もちろん、それに耐えうるそばつゆの味が絶対条件になりますが・・・

そういえば、暑い季節のせいなのか、「鉢もの」を食べる機会が多いですね。
との山でもぶっ掛け系の蕎麦を食べましたし。

スタミナそばと銘打ってはいますが、かなりヘルシーです。
余計なお肉を落としつつパワーをつけるにはもってこい。リハビリにも向いていますよw
食べ終わりの蕎麦湯も、ここのはどろどろ系で蕎麦の甘みが強烈に感じられます。
そのまま飲むと、全粥のような舌触りで、体の弱い人にも向いているかも。
そばつゆを加えると、その甘みが一層花開くと言うものです。

いつでも安心してお蕎麦を食べられるこのお店は、私のお気に入り蕎麦屋の一つです。
超オススメです。
灰皿は置いてありますが、タバコを吸うのはマナー違反ですのでやめましょうね。