「三乗」 / 鴨南蛮他2009年02月01日 17時51分18秒

三乗 さんに三度。いや本当はもっと行ってますが。
寒い季節ですので、今日は温かい蕎麦など。

でも野菜も食わないとね、ということで揚げ蕎麦サラダです。



贅沢に盛られた揚げ蕎麦、たっぷりの野菜。アクセントに帆立の貝柱なんてものも入っちゃったりして。
ドレッシングは程よい酸味のややこってり系。サラダとはいいつつ立派なおかずです。

蕎麦は鴨南蛮にしました。



鴨汁はダシ重視ですが、そこまで鴨の風味が強いわけではなく、やや大人し目です。
甘さはあまりなく、一本気な硬派系です。
蕎麦は温かいとはいえコシも感じます。
また鴨肉は結構しっかりしていて、肉汁たっぷり。肉を食ってる感満載です。
ネギはやや生っぽくて、味覚のリセットの役割を果たします。旨味で舌がダルになることも防げます。

冷たい蕎麦は結構粋な感じだと思いましたが、温かいのも研ぎ澄まされたものです。
でもサラダは旨味も豊かに華やか。この使い分けがまた魅力なんでしょう。
何べんでも行きたくなるお店ですねー。

「山の上蕎庵」 / 鴨せいろ他2009年02月04日 18時03分08秒

銚子の雄「 山の上蕎庵」さん再訪。
前回は場所が分からずに右往左往したりしましたが、今回もやっぱり迷子になりました。
何故か一発で行けないんですよね。原因が分かったので次は大丈夫だと思いますが。

今回はセオリー通りに鴨せいろです。でもその前に。



サラダ。密かなマイブーム。
たっぷりの揚げ蕎麦は食感のアクセントとなり、また自身も主役を張ります。
ドレッシングはポン酢ベース。酸味が効いて爽やかな風味です。
海の近くでもあるから?海草も入ってます。

鴨せいろは王道スタイル。



鴨汁は肉汁を十分に感じます。でもすっきりさ加減も失わない。
鴨肉はやや薄切りで非常に柔らかいですね。薄いので肉汁はほど良くなっています。
また脂身の細切れが入っているのですが、これが脂っこくない脂身といいますか、こってり感をプラスしています。このぐらいの脂身だったら美味しく頂ける範囲です。
蕎麦は細打ちでよく冷やされています。鴨汁の熱さとのコントラストこそが鴨せいろの醍醐味といっても過言ではないでしょう。
非常に個性的な鴨せいろでした。

レジ横に名刺がありました。これでもう迷子にならずに済むかな。
帰りがけ、ご主人に抜け道も教えてもらいましたし、次こそは一発でたどり着けます。

「そば吉左右 更科」2009年02月08日 18時17分55秒

よく通るR126沿いに新しい蕎麦屋が出来ていたのは知っていたのですが、なかなか機会が無く、今回ようやく行く事が出来ました。
そんな新店「 そば吉左右 更科」さんです。
ここでは「吉左右(きっそう)」さんと呼ぶ事にします。
場所はR126沿い、千葉市平和公園のすぐ近くです。

ここは以前別のお店でした。そのときはまあ、郊外のなんてこと無いお店だったような雰囲気だったので、お蕎麦屋さんになってからもなかなか食指が動かなかったというのもあります。
外観は黒い外壁。なかなかにデザイン性の高い雰囲気です。



でも入口は逆に白壁です。



このコントラストは蕎麦やらしからぬ雰囲気。
店内はまた白を基調とした空間で、光が多く入って明るいです。
ちょっとこだわりの店、といった造りになってます。
席はテーブルとカウンター。全部で20ぐらいでしょうか?でも奥にもっとあるかも。
休日のお昼時で、平和公園のすぐ近くということもあり、多くのお客さんで賑わっていました。

ランチタイムなのでお得なメニューもありました。
でも今日はどうしてもこれが食べたい気分だったのです。



だし巻き玉子!
ふんわりと仕上がった玉子に大根おろしと醤油。これ以上の組み合わせがあるか!
最初から至福のひと時。醤油をもっと強くするとなお一層美味しくなるかな。

蕎麦は「二八と田舎の天せいろ」だったような。
蕎麦2種と天ぷらです。



田舎の方は結構平べったい蕎麦です。

つゆはやや辛口ですが、ダシを前面に、強烈に感じます。完璧にダシ本位のつゆです。醤油の塩気を舌先と頬の内側で感じ、間髪おかずにダシの風味が喉の奥に流れ込みます。こういうつゆは好きですねー。
蕎麦は味、香りともになかなかいけます。コシやざらつきは普通です。
結構水切りがしっかりしているのか、非常に水気の少ない蕎麦です。
全体としては蕎麦がやや弱く、つゆが勝ってる印象を受けます。ここまで強いつゆならば、蕎麦も粗野といえるぐらいに風味を強くしても大丈夫じゃないかな。

天ぷらは海老、きす、蓮根、なす、明日葉、ブロッコリーです。
食べるのに時間が掛かったのでやや冷めてしまいましたが、そんなに油が強いわけではありませんでした。結構高温の油でクリスピーに揚がっている印象ですね。
揚げ立てを是非とも食べたいです。

新しいお店でどうかな、と思っていましたが、なかなかのお味でした。
蕎麦の他にも豚しゃぶがオススメらしいので、夜にでも行きたいところですね。近いし!
最近滅法郊外を攻めてますが、油断すると千葉市に程近いところで蕎麦屋が出来る。灯台下暗です。

「手打ちそば はせ川」2009年02月15日 17時17分18秒

京成臼井にある新店「はせ川」さんに行ってきました。
場所はR296がへんてこな曲がり方をする臼井台の近くです。ケーキ屋さんIL PINOの程近くでもあります。
駅から歩けない事はありませんが、やや遠いかも。駐車場も4台しかないので、その辺は事前に考えた方がいいでしょう。

お店はアパートの1階部分です。



まだ新しい感じがしますね。
店内もまだ新しく、清潔感があります。光が多く差し込むので、明るい印象を受けます。
席はテーブルで20人ぐらいです。
調度品などはさほど無くシンプルですが、余計なノイズが無いのもまたいいでしょう。

今回はランチメニューの天ぷらセットです。



ご飯付きです!
ご丁寧に天丼用のつゆも用意されています。

まずは蕎麦から。



つゆは口に含むとやや辛口に感じます。ダシは程よく効いています。
醤油が勝つこともなく、甘さがしつこい事も無く、非常にバランスのいいつゆです。
蕎麦は味、香りともになかなかのものです。コシは非常に強く、噛み応えがあります。表面はほどほどにざらつき、呑む方でもいけます。
蕎麦と一緒だとつゆの甘さが際立ってきます。不思議な感覚です。
トータルでいうとつゆはやや控え目で、蕎麦の存在感を引き立たせる役目に徹しています。
上品ながら存在感を失わない、いい蕎麦です。

お次は天ぷら



きす、なす、かぼちゃ、ししとう、にんじんです。
非常に軽く揚がっていて、歯を入れたときの食感もかなりハイレベルです。
なのに何故か油を強く感じますね。なぜ?でも許容範囲内です。
このまま食べてもいいのですが、折角なので天丼にします。
甘めのつゆをかけると、楽しみ方が変わりますね。このシステムは あまね さんでもやってましたが、一石二鳥です。

またランチメニューなので、小皿に煮物があったりしますが、この煮物がまた美味しいんですよ。
添えられた梅柴もいいお味です。
最後は蕎麦湯で締めますが、この蕎麦湯が異常な滑らかさ。
最近は蕎麦粉をお湯に溶いて蕎麦湯を作るお店も多いのですが、粉のキメ細やかさが半端ないですね。
最後まで手を抜かない妥協無しの一品でした。大満足です。

場所がちょっと妙なところですが、味は確かです。一度は行かねば。



おまけ。
アド街でやったからというわけじゃないですけど、あの風車を見に行きました。
というか行ったのは放送前ですが。



江原台の丘の上からだとよく見えますが、結構大きいですね。
地理的には結構辺鄙な場所なのですが、佐倉といえばこの風車を思い浮かべる人もいらっしゃるようです。
ここから印旛沼のまわりをサイクリングしたりできます。
解説文もついてます。



今日当たりアド街効果で混んでいたのかな。
それでなくても佐倉は面白い町ですよ。
新旧文化が入り混じる。陽の気と陰の気も両方兼ねている。
佐倉順天堂のあたりを通る度に、なんだか妙な気を感じるんですよね・・・