「きくち」 / 天ざる2007年03月25日 23時01分05秒

野田市の「きくち」さんに行ってきました。
場所は野田市柳沢交差点近く、オフハウスのお隣です。最初は場所が分かりにくいかもしれません。

見た目は民家そのもの。



店内は靴を脱いで上がります。
ふすまを取った居間に20人ほど?あと座敷の個室があります。

今回頼んだのは「天ざる」。普通のよりも少々値が張ります。
先にお蕎麦がきました。



つゆは甘さと辛さがちょうど良く釣り合った所です。ただし、ダシをあまり感じなくなるほどに、滅茶苦茶な濃さです。今まで行った蕎麦屋でも多分1番濃い。
ダシはおそらく十分に出ているのですが、あまりの濃さに霞んでしまうほどです。
すんごい強いつゆです。
蕎麦は味、香りともになかなかのもので、コシは強めです。いわゆる粋な蕎麦ですね。つゆの強さに負けていません。蕎麦もつゆも容赦無しです。
こんなにもつゆがハードなのは、醤油会社のお膝元だからでしょうか?

次いで天ぷらです。



なるほど。いい値段なのはこの量のせいか。この半分でいいのにー。
天ぷらの具材は、しそ、ししとう、れんこん、なす、かぼちゃ、白身魚、えびが2尾です。
少々油を感じるものの、美味しく揚がっています、が、この量なのでかなり重たいです。
天ぷらは他の人と分け合った方が良いかと思います。

総じて、かなりレベルの高い蕎麦です。
禅味会という蕎麦屋さんの同盟?だそうで、互いに切磋琢磨されているということでしょう。
野田まではなかなか行く機会はありませんが、蕎麦屋のレベルは思いのほか高いです。
他にも美味しそうな蕎麦屋があるそうなので、機会を見つけては探してみます。



おまけ。
旧関宿町のお城。



県立の博物館です。
この関宿と言う土地は、利根川と江戸川に挟まれた地域で、昔から水害に悩まされてきたそうで、その治水に関する資料などが展示されています。
文献資料がメインなので少々地味ですが、近くを通ったならば寄ってみた方がいいかと思います。なかなかここまで来る機会も無いと思いますし・・・
なお、天守閣の最上階から、利根川と江戸川に挟まれた一帯を見渡せます。

ちなみに、先っぽまで千葉県かと思いきや、関宿城のところからは茨城県になります。昔の川の形の影響でしょうかね。
利根川沿いの道も、突然茨城になったりしますので、それだけ川の形が変わったってことでしょうか。
何にしても、面白い地域です。