「珈楽庵」 / あんみつ2008年08月15日 10時56分23秒



すっかりいつもの場所となってしまった 珈楽庵さんで午後の一杯。
今日のコーヒーはブラジル・サン・ジョゼの神無月に、甘味であんみつをつけました。
コーヒーに和のあんみつはミスマッチかと思いきや、餡子の後にコーヒーを飲むのも悪くないです。

「久呂麦」 / そば遊膳2008年08月18日 20時01分01秒

公津の杜の 久呂麦さんで昼飯。
かなり間が空いてしまっていたら、かゆいところに手が届くようなメニューが出来てました。
というわけで、今日は「そば遊膳」です。

最初に出てきたのは・・・サラダ?



でもしっかり蕎麦です。
やや太めでコシのある蕎麦を盛り、オニオン醤油ベースのドレッシング、その上から細い大根と人参を盛ります。ドレッシングはややこってりしたものですが、蕎麦と不思議と合いますね。
一番下にはちょっとした小細工もありました。

次は揚げ出しです。



揚げ出しとは言っても、豆腐ではなく蕎麦餅です。
ねっとりとした食感のなかに、蕎麦の実が隠れていてアクセントになります。
あんかけは鰹とキノコのダシが強烈に出ていて、存在感をアピールします。
刻み生姜が薬味であると、食べ終わりがさっぱり出来ていいかな?

メインは蕎麦と天ぷら。今日は鱧と太刀魚がいいと言う事でしたが、鱧の天ぷらが入っていてお得です。



まずは蕎麦。



つゆは非常に濃くボディががっちりしています。ダシも相応に強烈ですが、それも鳴りを潜めるぐらいに濃い。しかし嫌味は無く、どんどん舌の奥に攻め立てるような攻撃的なつゆです。
蕎麦はやや太め。夏場なので香りはやや不利ですが、十分に楽しめます。コシは太さ通りに強烈で、噛み応えがあります。
この季節はつゆがやや勝ってしまいそうですが、コシのある蕎麦もなかなかどうして負けません。
相変わらず妥協の無い蕎麦です。

天ぷらは5種。



鱧、さつまいも、生姜、ネギ?、巨峰です。
鱧は梅肉のタレでも良し、天つゆでも良し、カレー塩でも良し。隙がありません。
口直しの生姜も鮮烈で美味い。
変化球の巨峰揚げも、ミスマッチのようで実はよく合う。巨峰の瑞々しさを損ねないのは揚げ方でしょう。これが油っぽいと台無しです。
蕎麦も天ぷらも、変わらず素晴らしい。

食後は蕎麦饅頭と蕎麦茶です。



蕎麦茶を別に出すところが実に細やか。
ただ蕎麦饅頭もよいのですが、もうちょっと蕎麦の香りを楽しめるものでもよいかな、と思います。きれいにまとまってはいますが、饅頭以外の選択肢も模索しても面白いでしょう。
ともあれ饅頭も、やや地味ではありますが、手抜き無く美味しい。やはり最後を締めるだけの一品だとは思います。

来るたびにもっと楽しみたいと思う店もなかなかありません。近いうちにまた行ってしまいそうです。

「おゆみ庵」 / 天せいろ2008年08月22日 21時15分00秒





おゆみ庵さんで昼飯。
何気に食べた事が無かった天せいろです。
やや油を感じましたが、美味しく揚がってると思います。夏場は難しいのかな。
かといってむやみに油を高温にもできないし、難しいですね。

蕎麦は変わらず江戸流儀です。

「やまもと」 / 天せいろ2008年08月24日 23時20分59秒

白井市の「 やまもと」さんが移転したという事で、新しい方のお店に行ってきました。
詳しい場所は HPに譲りますが、以前の住宅街雰囲気は皆無で、田んぼの中の古民家になりました。
ちなみに車じゃないとしんどい場所です。

田んぼの際の細い道を走ると、看板が見えます。



慎ましやかなものです。

駐車場は7台とありますが、実際は5台も停めれば一杯です。
ただ他に停める場所もないし、歩ける範囲には厳しい。運次第です。

お店の佇まいは民家です。



外壁の色合いがなかなか古めかしさを感じます。
ただし古いのは外だけで、中に入ると新しさが目立ちます。劇的ビフォーアフターもびっくりのこの落差。
客間は椅子席とテーブルとが混在。20人弱はいけます。
新築のような新しさと、調度品の古めかしさが何ともいえない空間を創り出しています。
店員さんはご主人と奥さんだけのようで、非常に忙しそうです。

今回は本当に久しぶりという事で、その変化を確かめるという意味も込め、天せいろにしました。



つゆは辛口。甘さはあまり無く、強烈なダシとほんのり苦味。強いつゆです。
蕎麦は味も香りもこの季節にしては上々です。コシは真ん中で踏ん張るタイプで、更科を意識したような?感じです。表面はそんなにざらつかず、すんなり入ります。基本上品ですが、田舎のエッセンスをちょっぴり、といった蕎麦です。
相性も悪くありません。
移転前の感想を見返すと、若干つゆは変わったかもしれません。

天ぷらはえび、なす、かぼちゃ、ししとう、まいたけ。
色合いよく揚がってます。反面やや冷めてしまっているので、そのせいか油も少し感じます。
これは揚げ方どうこうよりも、一つの膳を仕上げるスキルによるところが大きいものですので、難しいですね・・・
ともあれ非常にレベルが高いのは間違いないでしょう。
多少セッティングの方向が変わったような気もしますが、変わらず美味しいのでほっとしました。

この日は非常に混んでいたので、今度ゆっくり他の品も食べてみたいです。

「CUOCO」 / シェフのおまかせコース2008年08月29日 18時24分42秒

CUOCOさんでランチ。
ちょっと疲れ気味なのでしっかり食べようと思い、かなりの暴挙へ。
シェフのおまかせコース(\5250!)です!
食う!

まずはパン。こちらのパンがまあ美味くてねぇ。



四角いのはポロポロと崩れる乾いたタイプ。丸いのはしっとり。丸い方は甘味もあって本当に美味しい。

前菜。



フレッシュトマトと手長えび、テリーヌとゼリーよせ。
前菜ながら味が深いです。十分メインだと思えるぐらいの質の高さはさすが。

今日のパスタは松茸。うにとさざえも添えてあります。



パスタは塩味。今日は芯をあまり残さない感じで、優しい食感でした。
添えてあるうにとさざえも実に美味い。
黒いソースは甘酸っぱく、なんたらベリーみたいな感じです。魚介にはどうかと思いましたが、意外に合います。

ここらで口直し。ゆずシャーベットです。



かなりゆずゆずしく、香り高いので口がさっぱりします。

気を取り直して魚へ。平目とあわびのソテーです。



平目はジューシーさを保ちつつソテー。あわびはかなりの手強い歯ごたえ。噛むのに苦労しました。どんだけ生きがいいんだ。

本日の肉料理。国産牛のステーキ。直球勝負!



ポルチーニ茸が添えられています。奥には煮込んだ肉とかぼちゃ(?)にいちじく。
肉は実に柔らかく、しかし脂っこくない。純粋な肉の旨味がほとばしります。脂は旨味だけを感じさせるのはよほど肉が良くないと難しく、ほとんどのケースではただの脂ギタです。それは肉の味ではない。逆に脂のせいで肉の味はよどんでくるし脂臭さも出てくるし、いい事は無いです。
かといって全く脂が無いのも甘味が出ないので味が平坦になってしまう。適度な量が必要です。ただし脂はあくまで脇役。メインであってはならない。
そう私は考えているがゆえに、こちらのお肉は本当に理想的です。この3倍は食べたい。ていうか白米くれ!

肉に名残を惜しみつつ・・・最後の試練、デザートです。

まずは一つ目。パンナコッタとミルクレープです。



見た目もきれいです。
右側がパンナコッタ。上層部はゼリーですが、ボーリングしていくとパンナコッタ層にぶつかります。わずかに固めで食感がしっかりしたパンナコッタです。
ミルクレープは個人的大ヒット。うまー。周りのマンゴーソースを絡めるとなおの事美味い。
素晴らしい。

デザート第2戦。桃のケーキです。



ここまで食べてきて既に満腹中枢のライフはゼロなのですが、そんな状態でもまだ入るぐらいに軽い。生クリームですが全然重たくない。このぐらいなら入りますよ。

とここまで食べて、さすがに胃袋レブリミット。先にプリンペランでも飲んでいれば違ったかも。
でももうさすがにデザートの気配は感じないので、ここらでお開きに。
大満足すぎます。
ところがお会計のときにご主人に「デザートのお代わりはもうよろしかったですか?」と。
完敗ですごめんなさいもうゆるしてください。無茶振りにもほどがあります。
でも女性でも案外その先に着弾するようなので、私も修行が足りません。

次は勝つ!