「手切りそば 蔵」 / 鴨せいろ2007年09月23日 20時19分41秒

すっかり常連ぽくなった「蔵」さん。今回は鴨せいろです。



鴨肉の炭火焼も添えてあります。

蕎麦はさすがの一言に尽きます。コシもあり味や香りも素晴らしい。端境期でもこれだけの蕎麦が出るのですねー。
つゆはやや辛口というか、醤油が強めです。あくまでつけ汁の濃さですね。鴨肉が3切れにねぎ、三葉など。
つゆは結構熱いのですが、蕎麦はしっかり冷やしてあります。蕎麦を手繰り、半分ほどつゆに浸して一気にすすりますと、最初に冷たい蕎麦の味、次に温かい鴨汁の味。このダイナミズムこそが鴨せいろの醍醐味だと勝手に思っているので、この温度差は嬉しいですね。ぼんやりしていると温度差が無くなっていくので、早いうちに蕎麦はやっつけた方が美味しく頂けるでしょう。
また付け合せの鴨肉の炭火焼がこれまた美味いこと。鴨汁の中の肉に焦げ目はありませんが、炭火焼は少し焦げがあり、それが鴨肉の肉たらしむ本来の荒々しい風味を思い出させてくれます。
この肉だけでもご飯が3杯いけますね。

鴨南蛮は醤油の風味が少なかったのですが、鴨せいろはがっつりと醤油の力強い味を楽しめます。
いつ来ても隙がないですね。