「石臼自家挽き蕎麦 源」2006年10月09日 23時57分41秒

前々から行ってみたかったお蕎麦屋さん「」に行ってきました。
ここは、同じく酒々井にある「そば源」さんの暖簾分けだったものが、完全に独立したとのことです。

場所はR296の東酒々井入口交差点(コスモのセルフGSあり)の近くで、佐倉から東に向かったので、右手側です。
田んぼか畑の多いところなので、国道からお店は見えます。

お店の構えは民芸調です。



店内写真はありませんが、相田みつを風の色紙が所狭しと飾られています。
テーブルは大きな木を加工した、暖かみのあるもので、お店の雰囲気を柔らかいものにしてくれます。

メニューを眺めていると、そばの実のあられを出していただきました。
薄い塩味でちょっと美味しい。お酒にも合いそうです。
あられをつまみながらメニューを眺め、「天せいろ」に落ち着けました。
ちなみにせいろと天ぷらは形式上別メニューになります。
なお、せいろは大盛りの他に「倍」なるメニューがあります。文字通り倍だそうです。

落ち着いた雰囲気に身を浸しながらゆるゆると待っていますと、おそばが着ました。



せいろに天ぷら、天ぷらは塩で頂くようですね。
またすり鉢に蕎麦粉が入っていて、蕎麦湯を頂く時に一緒に入れるそうです。
蕎麦粉を入れるというのは初めてです。

まずはお蕎麦を頂きます。



新そば十割。色は黒っぽく、割とぶっとい蕎麦です。
甘みも香りもまずまず。コシは結構強めですね。
つゆは甘口ですがダシはきちんと効いています。蕎麦の強さとは正反対の優しいつゆです。
なかなかに食べ応えのある蕎麦です。倍にしなくてよかった・・・

ある程度蕎麦をやっつけましたら、天ぷらです。



えび、なす、かぼちゃ、葉物です。それもサクサクとした食感で、美味しい天ぷらです。
あえて気になる点を挙げるとすれば、僅かに油の切れが気になり、段々油っぽさが鼻につくようになりますが、全然問題なく、むしろ他のお店よりも気にならない程度です。この日は体調がすぐれなかったせいかな・・・

最後に蕎麦湯を頂きました。そこそこにどろりとした蕎麦湯です。
甘口のつゆを割ると、一層優しい味になります。
蕎麦粉を入れても頂きましたが、溶けるわけではないので、粉っぽさとの落差が気になりますね・・・
ただ蕎麦粉を直接頂く事は珍しく、ルチン効果が期待できそうです。

非常に完成度の高い、隙の無い蕎麦でした。満足。

帰り際に、そばの実あられを一袋買いました。100円です。竹の貯金箱に入れていきます。
私は酒を呑まない(弱い)のでぽりぽりとスナック感覚で食べますが、一緒に行った友人はおそらく浦霞で3杯ほど引っ掛けるのでしょう。

また行ってみたいお蕎麦屋さんです。次は倍!