房総の林道走ってみた:伊予ヶ岳線2015年10月01日 19時04分58秒

房総は山無し県とか言われていますが誰だ言った奴嘘つきぃ!
標高こそありませんけどね、人間数十メートルの山でも遭難しますわ。
まして房総の藪はパネぇと有名だそうですし。

今回訪れたのは、房総のマッターホルンと言われる伊予ヶ岳。その周辺を走る林道の伊予ヶ岳線です。
それこそ伊予ヶ岳の頂上は切り立った岩山で、なかなかに鋭いそうです。GoogleMapのストリートビューでも閲覧できます。
林道の方はというと、ヒルクライムだけあって勾配はそれなりにありますが、実はそこそこ手が入っているので走れないことは無いかな、というところです。

車種:
インプレッサ WRX STI GDB-F
STIダウンサスで20mmダウン
BRIDGESTONE RE050A 245/40R18
※安全のためライト点けて走行しています

路線名をクリックすると、実走行ルートを表示します。林道完全トレースではないので、ご注意ください。走破していれば一致しますが、途中で引き返したりしていると、その限りではありません。
路線名横に「complete!」とあれば完全走破、途中で引き返したような場合は「pending...」と記載します。


伊予ヶ岳林道>complete!

路面状態・・・最初は舗装。そのうちダート。両脇のブッシュは深い。落葉多し。

GoogleMapだと徒歩扱いになってますけど、普通車でもなんと走れます。
ダート箇所は少し轍の深いモヒカンブッシュなので、いろいろ草を巻き込むかもしれません。走った後は下回りチェックが必要かも。


伊予ヶ岳線林道標


県道側からの道

平久里中地域から県道88号を北進すると入り口が見えます。少し登ったところに車屋さんがあり、幟があるのでそれも目につきます。
走ってしばらくは少し鬱蒼とした山道で、日陰なので湿ってます。そのうちダブルトラックのダートに突入しますが、そうすると日向に出ます。
両脇からのブッシュはそこそこあり、車の小キズはご覚悟を。
てっぺんまで来ると眺望が・・・若干あります。地味に藪に阻まれて、あんまり見えません。
突き当りのT字路が終点になりますが、ここからさらに嶺岡中央林道3号線に接続します。
この地域、嶺岡地域と総括してもよいかもしれませんが、とかくメジャーなそれなりに整備もされている林道群があります。
嶺岡中央林道も1~4号線まであります。
2cmローダウンのインプさんでも全然問題なく走れます。もちろん走行後の洗車は必須ですけど!

「牛たん市川 藏」 / 牛たん定食2015年10月01日 20時48分17秒

「最近の記事」が全部林道がらみになってたーよぅ!
ここらで閑話休題。久々のぐるめレポ。
まあ林道調査の合間だったけどね!

南房総の道の駅といえば観光名所でどこも力が入っております。
よく行くのは三芳村の鄙の里ですねー。あそこのBINGOバーガーはホント美味しいしホント行列が絶えない。
そこから北進すると平久里中方面に向かうのですが、その途中に西の谷トンネルがあります。まだまだキレイで新しい。
このトンネルを抜けると下滝田地区に出ます。どうもそのまま西に向かい、おおつの里までつなげたい様子。東仲尾沢トンネルというのが建設中らしいです。というか周辺のバイパスがまだ全然できてない・・・
周辺にも奥山仲尾沢林道が走っていたり、その北側に謎の林道っぽいのがあります。機会があったら現地調査しますかね。

その下滝田に、気になる食事処が。県道88号から看板が出ているので、気になっていたのです。またGoogleMapにも情報があり、これは行かねばという事で、お邪魔してきました。
「牛たん市川 藏(くら)」さんです。旧字体ですね。

場所は西の谷トンネルを抜けてすぐ右折。山肌に住宅がいくつかあり、その一番上のあたりです。
駐車場も近くにあります。


牛たん市川 藏 / 外観

穏やかな空気に包まれた、風光明媚な里山に居を構える一軒家、ですね。
まさに人ん家を改装した感じのお店。ただ隣にログハウスっぽいものがあり、そこもお店の敷地の様子。

牛たん市川 藏 / 入口&お品書き

なんか脱サラとかして田舎に家を構えて、お店でもやろうか、みたいな。
入口にお品書きがあります。
とりあえず店名にもなっている、牛たん定食をいただきました。


牛たん市川 藏 / 牛たん定食

窓際の席だったので光っちゃいました。
うむ、まごうことなき定食。シンプルにまとまっています。
が、味はシンプルなどとはまとめられない、かなりのこだわり感。
黒いお椀はお吸い物じゃないです。牛テールスープです。しかもすさまじくスパイシー。とはいえそのスパイシーさも程よいところの上限ギリ。食欲を掻き立てます。
冷奴にかかっているのはなんと焼き肉のたれ。美味しんぼでもそういう記述はあったけど、実際食べてみるとホントに合う。不思議!
ご飯はとろろつき。力がみなぎる!
そしてメインの牛たん。ここは漢らしく、焼いて塩!ちなみに付け合せはサラダかと思いきや浅漬け。
牛たんは焼き加減も絶妙で、しかも分厚い。柔らかいのですが、そう簡単には噛み切らせねーよ!というワイルドさも兼ね備えています。
そして噛むほどにほとばしる肉汁。塩もかなり強めに効かせてます。あわててスープを飲むと今度はスパイシィィ!
逃げ場がありません。
野菜はふつーにサラダを所望したい・・・
御主人は洋食のいでたち。きっとそういうお店の経験を経て、この地に店を構えたのでしょう。

どうもここのお客さん、バイクツーリングでの方とか、チャリで走ってくる人が多く、そういう方々の人気も高いとか。
確かに疲れて汗かいた時には、このぐらいの塩気じゃないとね。
とはいえ団体さんで押しかけるほどキャパは無さそう。事前連絡はマナーですね。

正直この滝田の地域って、あまりメジャーではないんですよ。
にも関わらずこういう美味しいお店があるとは。侮れん・・・

で、滝田という地区には、滝田城址があります。
この滝田城、南総里見八犬伝の発祥の地だとか。ちょっと気になりますね。

後日、再訪してみたり。
ちょっと気になってたカレーなど。

牛たん市川 藏:カレー

カレーはまあ、オーソドックスでした。テールスープのスパイシーさがあったからちょっとびくびくしておりましたが、一安心。