房総の林道走ってみた:麻綿原地域2015年08月15日 23時20分53秒

これまた林道ツアーへ。麻綿原周辺にスポットを当ててみました。

麻綿原地域は、JR天津小湊駅の北側に存在する高原で、7月上旬には紫陽花が見ごろという事でも有名です。
近くには内浦山県民の森が広がり、キャンプもできたりする自然豊かな地域です。
麻綿原から西に広がる山林は、東大の千葉演習林として指定され、入山制限で自然を守っています。

林道は天津小湊から内浦山県民の森を抜け、帰ってくるようなルートで2本あります。
奥谷林道と天津林道です。

車種:
インプレッサ WRX STI GDB-F
STIダウンサスで20mmダウン
BRIDGESTONE RE050A 245/40R18
※安全のためライト点けて走行しています

路線名をクリックすると、実走行ルートを表示します。林道完全トレースではないので、ご注意ください。走破していれば一致しますが、途中で引き返したりしていると、その限りではありません。
路線名横に「complete!」とあれば完全走破、途中で引き返したような場合は「pending...」と記載します。


奥谷林道>complete!

路面状態・・・全線舗装。落葉や落石が多い。

奥谷線

内浦山県民の森の敷地内に入ると、同時に奥谷林道が始まる感じです。
全面舗装の山肌に沿ったワインディングの連続です。
バイクでは来たことがなかったのですが、来なくてよかったかなと・・・
今回のルートでは、ほとんどがヒルクライム状態です。しかもかなり曲率の高いタイトコーナーの連続で、正直AWDにはしんどい・・・
リアLSDがずーっとごりごり鳴ってました。
基本的には明るい道ですが、一部日の光が遮られ、路面が苔むしているところもあります。大体そういうところは土砂崩れで落石ゴロゴロなんですが・・・

なお夏場はヒメボタルがいるということで、保護のために夜間は通行止め措置が取られる様子。ゲートもあります。

奥谷線のゲート

夜中にこの道通りたいとは思いませんけどね!
ちょっと自然豊かな色合いが濃いのですが、なかなかに楽しい道でした。
きっと秋ごろにはハイキングな方々が多くなると思うので、対向車や歩行者に十分注意しながらです。

一杯水林道>通ってません。

奥谷林道を登りきると、3差路に(よくみると4差路)に差し掛かります。
南東から来る奥谷線、南西に抜ける天津線、北に向かう星井畑線が分岐しているのですが、もう一本こっそり存在しているのが一杯水林道です。
・・・とはいえこの林道、ゲートで封鎖されているので、車両の通行はできません。

一杯水林道入口ゲート

後述の天津線のちょっと上側に並走しつつ、清澄寺方面に抜ける様子。徒歩ならいいのかな?
東大の千葉演習林地域なので、手出しは無用ですね。
そもそもこの地域は有数のヤマビル好発地域。うかつに行くと返り討ちにあいそうです。写真撮るのも足元に厳重注意しながらやってました。

天津林道>complete!
※GoogleMapだとうまく表示できませんでした。起点から南西に向かっていくと途中でルートが消えていますが、実際は通行可能で、そのまま天津小湊の国道に抜けられます。

路面状況・・・全線舗装。落葉落石が多い。全体的に暗い。

天津線

林道3差路の西向きの道に行くと、天津線です。今度は海に向けてのダウンヒルになります。
奥谷線よりも少し暗い感じがしますね。それだけ木が生い茂っているということで、路面の苔も多い。また土砂崩れによる落石も多め。落ち葉も多め。舗装といっても万全ではない感じです。
もちろん気を付ければ十分走れます。
実路線は川沿いの道になりますが、GoogleもYahooも地図上から道が消えております。ストリートビューなんかは明らかに道が続いているのに途中で停まってますし。
地形図の更新日時との兼ね合い?いずれにせよ、大規模な自然災害が起きなければ、通行可能です。

バイクの時代からずっと気になっていた道なので、通れてよかった。
とはいえ、舗装でもハードな道なので、通られる方は十分お気をつけて。
あと塩と酒とばんそうこう。ヤマビル対策もお忘れなく。
私は消毒用エタノール持っていきました。使いませんでしたが・・・

「ふくみ」 / せいろ大盛り2015年08月16日 18時50分09秒

鴨川林道巡礼の合間、蕎麦屋さんに行きました。
安房鴨川駅の横渚(よこすか)交差点から千葉へ向かう県道24号線。大日交差点までは生活道路という感じが強く、お食事処も多いです。
蕎麦屋では数件あります。蕎麦屋の少なかった鴨川にあっては、ずいぶん増えたなあという感じがします。
10年ほど前に「和田久」さんには訪れてましたが、それからだいぶ経ちました。
和田久さんの向かいあたりには、天八というお蕎麦屋さんがありましたが、今は変わって鴨川一茶庵さんになってます。勝浦の「きむらや一茶庵」さんとのつながりが深そうな感じです。

今回訪れたのは、新しめのお店、「ふくみ」さんです。

ふくみ外観

県道からは大きな幕があるので、すぐにわかります。
鴨川に向かって、ふくみわだきゅーいっさあん、という並びだったかと思います。

住居+αを改装したようなお店で、小奇麗ですけど少し遊びがほしいかも。
窓が大きく明るい店内です。
町のお蕎麦屋さんというスタンスも強いようで、丼ものもありました。

今日は小腹がすいている程度だったので、せいろにしました。

せいろ大盛り

大盛りですけど!結構多いで。。。
蕎麦は夏場にしては香りは悪くなく、コシは穏やかな感じ。喉越しも万人向けでしょう。冷水の締めがそこまで長くやってないのか、常温に近い形できました。夏場なので冷やし気味の方がいいかなあと思います。
つゆはかなり醤油が効いてます。ダシというよりはまず醤油の味を感じます。なので、かなり塩気が強いです。
蕎麦がどちらかというと丸い感じなので、つゆの荒々しさとは若干ミスマッチかもしれません。しょっぱいの好きなんですけど、それでもつゆに甘さがほしいと思いました。蕎麦がハード志向ならこのつゆでもよいのですが。
もっとも夏場の厳しい季節でもあるので、今度は別の季節で訪れたいですね。

10年前には蕎麦屋過疎地域だったのに、こんなに増えたのはうれしい限りです。
他にも美味しいものがたくさんあるので、面白い街ですね。

房総の林道走ってみた:鴨川保台ダム地域2015年08月16日 19時12分13秒

鴨川林道巡礼の続き。今度は鴨川市街の北側にそびえる山の中へ。

鴨川って海のイメージがすごく強いのですが、海から少し戻ればいきなり山になるんですよね。入院中もよく山肌を眺めておりましたw
山に入れば、お隣が君津市。あの「容赦ない自然」の君津です。アド街のHPで君津を見ると多少わかります。

鴨川市街から山の方へ・・・と考えたとき、まず最初に浮かぶのは鴨川有料。次には保台ダムへの道でしょうか。保台ダムは鴨川の大きなダムで、堤体見学もできます。途中には少々マニアックな粟斗温泉もあります。
林道はその南西側にありました。西嶺林道と小倉松森林道です。

車種:
インプレッサ WRX STI GDB-F
STIダウンサスで20mmダウン
BRIDGESTONE RE050A 245/40R18
※安全のためライト点けて走行しています

路線名をクリックすると、実走行ルートを表示します。林道完全トレースではないので、ご注意ください。走破していれば一致しますが、途中で引き返したりしていると、その限りではありません。
路線名横に「complete!」とあれば完全走破、途中で引き返したような場合は「pending...」と記載します。


西嶺林道>complete!
※Googlemapではまともにルート表示されませんでした。道はあるけど地図に反映されてないような箇所は、設定できないみたいです。
始点から北上していけば道はあります。終点までウネウネしながら登ってます。
青ルートはむしろ郷台林道を通っているので、実際はいけません。

路面状態・・・舗装とコンクリ舗装を繰り返す。落石落葉倒木多し。ブッシュも深い。

西嶺林道

上記の林道標は、終点です。
入口は鴨川市街から北の方面、和泉北の交差点を東に向かいます。ちなみにこの交差点を北に向かえば保台ダム方面です。
見通しの良い山のふもとの道を進みますが、正直目印は無いですね。
林道入り口は庤(もうけ)神社です。庤って「かんだち」って読むのが一般的のようですが、なぜかここは「もうけ」だそうな。奥まったところにある、鬱蒼とした雰囲気の神社です。
この脇道が西嶺線の始まりです。のっけから殊更鬱蒼な道に入ります。住宅の脇を通るので、ちょっと変な感じです。
少し進むと最後の家が。そのわきを通ると、コンクリ舗装+落石落葉オンパレードでぶっちゃけダートよりもタチが悪い道になります。ガードレールも当然なく、左手は川です。落ちないように。
それを抜ければコンクリ吹付の山肌が広がるダート区間へ。むしろこっちの方が走りやすいかも。
ダブルトラックですが轍が多少深いので、インプさんだと轍の上を狙って走る感じになります。ジムニーとか車高が高い車なら難なくいけるんでしょうが。

標高が上がると、周囲を少し見渡せるような雰囲気に。
西嶺線を走ってみて思ったのが、切り通しの多さです。切り割りともいいますかね。
山をかち割ったようなカタチの道路です。トンネルよりは作るの簡単でしょう。

切り通し

写真はその中でも一番立派な切り通しです。ちょっとすごいかも。
ここはコンクリ吹付でしたが、もうちょっと上がると、切り通しではないにしろ、素の岩肌が露出したところも見られます。地層みたいに模様がきれいでした。
こういう感じを登って行って、終点は3差路。西嶺線の終点と、どうも後述する小倉松森線の途中らしいです。

西嶺林道ダート

終点から西嶺線を振り返ったところです。普通の砂利道っぽく見えますが、道中はもうちょっと草深いところがあります。倒木もありましたが、面倒なのでそのまま踏み越えてきました。

至:郷台林道

こちらは3差路を北に向いたところ。これを抜けていくと、郷台林道に接続するみたいですね。でも行き止まりって書いてあるので、「いかせねーよ!」ということなのでしょう。実際に進むとゲート封鎖されている様子。

ちなみに郷台林道というのは、少し房総の林道について興味があればすぐに行きつく、有名な林道です。
関東ふれあいの道の一部でもあるようですが、東大の千葉演習林の一部で、自然保護のための通行規制が張られています。ふつーに土砂崩れとかで通れないってのもあるようですが。
間違っても勝手に入るような事は、絶対にしてはいけません。
そもそもマダニヤマビルスズメバチの総攻撃に遭う可能性もありますんでね・・・

小倉松森林道>complete・・・?but・・・

路面状態・・・全面舗装。落葉落石多し。日陰は苔むしていることも。

西嶺線の終点から、保台ダム方面に抜けていく林道です。ダウンヒルでした。
ところどころ落石が多いものの、舗装の安心感はやっぱり高いです。楽に走れました・・終点までは。
保台ダム側の出入り口はゲート封鎖されてます!4輪の通過は不可能です!
最後の最後でこんな罠があるとは。ストリートビューで見てみると、確かに赤白ゲートで封鎖されてます。バイクなら通り抜けもできそうなものですが、4輪じゃ完全にアウトです。
抜けられないんなら最初っから書いといて・・・
保台ダム側ってのはガードレールもない川沿いです。キレイな清流やなあ。。。
ここでインプさんでUターンかますのは、かなりしんどかったです。

最後にとんだしっぺ返しを食らいましたが、西嶺線を抜けられたのはよかったかも。
この東大演習林界隈は山もかなり深いので、十分にお気をつけて。
もちろん封鎖林道は手出し無用です。

房総の林道走ってみた:片倉三石林道2015年08月16日 23時01分41秒

房総スカイライン出口近くから、片倉三石林道方面へ抜けました。
片倉ダムの東側にぐるっと回る感じの道路なのですが、その途中から林道が始まっているようです。

車種:
インプレッサ WRX STI GDB-F
STIダウンサスで20mmダウン
BRIDGESTONE RE050A 245/40R18
※安全のためライト点けて走行しています。可能な限りハイビームです。

路線名をクリックすると、実走行ルートを表示します。林道完全トレースではないので、ご注意ください。走破していれば一致しますが、途中で引き返したりしていると、その限りではありません。
路線名横に「complete!」とあれば完全走破、途中で引き返したような場合は「pending...」と記載します。


片倉三石林道>complete!:update 2015/12/6
路面状態・・・全面舗装。荒れもほとんどない。木陰で多少苔むしている。

林道と名はついていますが、ワインディングといった方がよいのかも。
路面は全面舗装。道中一部だけ土砂崩れがあったり、草川原付近で万年木陰で苔むしていたりする程度で、むしろオンロードバイクでもかなり楽しめるぐらいの道。
途中に三石山観音寺があり、林道の起点と終点にも、案内看板が出ていることから、観光道路としての側面もあります。
ふつーの道路で、ふつーに走れます。
亀山湖への近道・・・?と思いましたが、素直に県道走る方がたぶん速いです。
そういう意味では明確にこの道を選ばないと来ませんね。
ちなみに、草川原地域に封鎖トンネルがあります。ここは草川原林道というらしいのですが、かなりのヤマビル率だそうな・・・

スタート側は片倉ダムの東岸。千葉県下でも立派なダムとして有名です。

片倉ダム1

片倉ダム2

ダムらしいダム。千葉では珍しいです。
ダムの見学者用駐車場がありまして、そこから少し進んだところで片倉三石線が始まります。
三石山の稜線を辿るようにやや登り気味のワインディングを抜けると、三石山観音寺が見えてきます。
三石山観音寺はスポーツ選手にご利益があるようなところらしいですね。高橋尚子選手のランニングシューズの石像があるとか。

ちなみに道中に廃道っぽい小道がありまして、そこを抜けると「建設半ばで放棄された橋梁」があります。これは結構有名みたいです。
もちろん建設が途中で終わってて、骨組みしかないです。落ちたら確実に死にますので、興味本位で行ったりしないように!


お寺を抜けると今度はダウンヒルに一転。しかも苔むしてます。スピードの出過ぎには注意ですね。
草川原林道入り口のトンネルを過ぎると、片倉三石線も終わりのようです。

片倉三石線:林道標1

片倉三石線:林道標2

実はこっちが起点でした。
ちょうど草川原集落の始まりの部分ですね。

林道かなあ、という感が否めないのですが、単純にワインディグとして楽しめます。VFRで走っておくべきだったなあ。
年末年始には参拝客がたくさんこの道路を使うのか、見ものですよ。
すれ違う車なんてあっても1台でしたし・・・

房総の林道走ってみた(番外)2015年08月16日 23時30分10秒

番外なので、走ってないです。

亀山湖の南側は、かなりの範囲が東大の千葉演習林に指定されています。なので、南側に通じている道路は、多くが途中で行き止まりになったり、林道に直結したりしている・・・?
と思ってGooglemapの航空写真を見たのですが、道路の線形はあまり見てとれず。
唯一あったのは、亀山湖オートキャンプ場の先の道でした。

折木沢の橋は亀山湖を縦断してて、なかなか面白い光景です。
そこを越えるとどんどん道が険しくなり、落石も増えてきます。
そして行き切った先がこちら。

猪ノ川林道入口?

oh...

これが東大の千葉演習林の通行規制。
えこれは、路面崩落で通行できないので、本来行けるところよりもさらに手前側での規制、らしいです。
ここから先、猪ノ川林道というらしいのですが、これを行くとかの郷台林道へ接続している様子。
この先にある黒滝というのが自然景観の名所と君津市は謳ってますが、実際の見学はほぼ絶望的みたいです。

この左手方向には、加勢林道が伸びています。コンクリ舗装が真っ白で美しい。
どうも黄和田畑の七里川温泉付近へ向かっている様子です。