「手打ち蕎麦 花月庵 れん月」 / 天せいろ(野菜の掻き揚げ)2007年04月30日 23時22分42秒

千葉高の近くに新しいお蕎麦屋さんが出来ていました。
その名も「花月庵 れん月」さんです。
花月庵といえば、市原は海士有木駅の近くにある「 花月庵 みのしま」さんが有名ですが、その系統と思われます。

場所は県立千葉高校近辺、千葉寺町と末広町のちょうど境目です。
千葉寺駅方面に下っていく千葉中央バスで「葛城町」バス停で降り、大網街道から1本末広街道方向に入った通りにあります。
って言葉での説明が難しい場所です。教会の下の通り、中村古峡記念病院に南側から入る通り、でしょうか。住所も後述するのでそちらもご参照ください。

お店は車もあまり通らない、不思議と静かな通りにあります。
のぼりや看板が出ているので、道があっていればすぐに見つかります。



駐車スペースも数台分はあります。
駐車場からはちょっとした庭園風の造りが楽しめます。



陽の光がさんさんと差す縁側もあり、庭を眺めながらのんびりお茶を楽しむ、といった事も出来そうです。
駐車場からすぐに見える玄関はダミーで、入口は奥の方にあります。




店内は靴を脱いで上がります。
席は座敷が基本のようで、囲炉裏を囲むように配した席、座敷、もちろんテーブルもあります。
奥に広いお店のようで、席数は分かりません。それなりの人数が入るかと思います。
私は座敷に通されました。
まだ出来て間もないお店ということで、新しさが目立ちます。しかし浮ついたものではなく、しっとりと華やか、といった感じです。



さて新しいお店ということで、お約束の「天せいろ」です。
天ぷらは海老か野菜掻き揚げの2種類ですが、今回は野菜のかき揚げを頂きます。



お上品。

まずは蕎麦から。



つゆは甘さと辛さが共に強く、濃厚です。鰹だしは程よく効いています。
酸味というよりは苦味を多く感じるつゆで・・・花月庵みのしまさんの癖のあるつゆにそっくりです。
この辺からも系列店であることが伺えます。
蕎麦は味、香りともになかなか強く、コシはそこそこです。そば殻の香りも感じますね。表面はややざらざらしていて、喉越しを味わうタイプでしょう。
また蕎麦の冷やし方が絶妙で、蕎麦を引き締める程度、と同時に香りが楽しめる程度。これはなかなか難しいものですが、ここの冷やし方はちょうど良いです。
蕎麦は、みのしまさんよりもこちらの方が、私は好きです。
蕎麦、つゆ共に高次元です。

お次は天ぷら。



いろんな野菜が入っている天ぷらです。コゴミ(?)も一緒についてます。
蕎麦もつゆも、みのしまさんに良く似ているものだったのですが、天ぷらはどうかな?と思い食べてみると、やはりそっくりでした。しかしこれはいい意味ではありません。
みのしまさんの天ぷらは結構重たく、油を強く感じすぎていて、切れも悪い。お蕎麦があれだけいいだけにもったいないな、と思ったのですが、こちられん月さんも、皮肉にもマイナス部分まで継承しているようです。
これは是非とも再考して欲しいところです。
逆にここさえ良くなれば、素晴らしいお店になる事請け合いでしょう。

まさかこんなところに、といった場所に突然お蕎麦屋さんが出来たりします。
油断は禁物のようですね。

名刺をもらったので、書いておきます。

手打ち蕎麦 花月庵 れん月

〒260-0844
千葉県千葉市中央区千葉寺町207-11
TEL:043-261-3202

営業時間:AM11:00~PM8:00
定休日:毎週木曜日


千葉県庁から歩いていけるぐらいのところに、またいいお店が出来ました。
楽しみは尽きません。