「手打そば 天庵」 / 天せいろ2010年10月08日 23時23分13秒

鎌ヶ谷の「天庵」さんに行ってきました。
千葉蕎麦72選の一つに選ばれ、非常に気になるお店だったのですが、何故か数年訪れることがありませんでした。思い立って行ったのですが、実は万感の想いです。
場所は新京成の鎌ヶ谷大仏駅の近くです。駅から歩いて数十秒というレベルです。が、この辺一体は道路事情が終わっているので、車の際はご注意ください。お店に駐車場は数台分あります。

お店は自宅+αの形態。



でも駐車場から入口までは、手抜きのない造り込みがなされています。
お店には靴を脱いで上がります。
オープンキッチンスタイルのカウンターが数席と、座敷が3つ。十数名は入ります。
通りから少し中に入ったところにあるので、とても静かです。
ご主人のお人柄も良く、アットホームな雰囲気で、とてもくつろげます。

今回は基本の天せいろをお願いしました。



蕎麦はまだ新蕎麦ではないとはいえ、味、香りともに素晴らしい。コシもしっかりあります。表面は滑らかで、喉越しという点ではもう少し主張が欲しいのですが、それは上品且つ洗練されていることの裏返しです。ご主人のお人柄がそのまま蕎麦に表れたような気がします。
つゆは辛口で非常に強い。ダシも強烈です。濃さは丁度いいのですが、それでもかなりの強さを誇るつゆです。
蕎麦とつゆの相性は、つゆが勝つかと思いきや、蕎麦がここにきて本領発揮。しっかりつゆを受け止めます。

天ぷらはえび、かぼちゃ、まいたけ、ししとう、なす、さつまいも。結構かるく挙がっているので、胃弱のワタクシでも美味しくいただけます。

想い焦がれてようやく訪れることが出来たお店でして、美味しさもひとしおです。
でもそれを抜きにしても、非常に洗練された蕎麦であることは間違いありません。
鎌ヶ谷って町はいまいち知らなかったのですが、こんな素晴らしいお店があるとは。侮れません。

前方後円墳?2010年10月08日 23時39分40秒


前方後円墳?の"前方"の部分

はい、どこでしょう。地名では草深か宗甫のあたりでしょうか。

印西牧の原駅の近く、牧の原公園です。コスモスの丘とも言われています。
象徴的な前方後円墳みたいな丘ですね。
航空写真で見ると、渦巻き型の遊歩道がはっきり見えます。
ちなみに公園には体力増進の為の遊具が数点あります。

「吉左右」 / 秋のそば御膳2010年10月20日 17時37分36秒

吉左右 」さんで晩御飯。
季節限定の御膳があったので、頂きました。



贅沢ですねー。
そばに天ぷら、炊き込みご飯に味噌汁に茶碗蒸し。デザートまでついてます。
この膳一つで全てがまかなえる、素晴らしいじゃないですか。
蕎麦はもちろん美味ですが、その他も素晴らしい。
デザートのコーヒーゼリーが苦みばしった大人の味で、こっそりハイレベルです。

夜も10時までやってらっしゃるので、何かと重宝します。いいお店です。

下野国酔夢譚(1)2010年10月23日 18時01分47秒


休みを利用して、下野国の足利に観光に行きました。数回足利についての記事になります。
まずは道中の記録。

ハイウェイオアシス

さてどこでしょう。高速道路のSAPAなのですが・・・?

壬生SAでした。ここは道の駅を兼ねたハイウェイオアシスです。
建物がとてもきれいです。


「足利一茶庵」2010年10月23日 18時08分02秒

当blogも薬剤師blogでありながら、数々の蕎麦屋を紹介して参りました。
その過程で、私自身も蕎麦について少しは知り、成長することが出来たのかなと思っています。
そんな蕎麦喰いの駆け出しの私ですが、どうしても行きたい、いや避けては通れない場所があります。
それは私に限らず、全ての蕎麦喰いが避けることが出来ない、そんなお店です。

前回より下野国酔夢譚と称して記事を書かせていただいているので、もうお気づきの方も多かろうと思います。
今回訪れたのが、日本の蕎麦史を作り上げたと言っても過言ではないお店。
足利一茶庵」さんです。

蕎麦喰いにはもはや説明不要ですが、足利一茶庵というお店は、片倉康雄氏が開かれたお店です。
片倉康雄氏とは、日本の蕎麦史を語る上では欠く事が出来ない蕎聖です。友蕎子とも呼ばれています。
その教えを乞うた方も多く、その方の弟子もまたあり、その系譜がお店で紹介されています。
ここで詳細を述べることは避けますが、とにかく蕎麦を語る上では避けては通れず、蕎麦喰いならば一度は詣でたいお店が足利一茶庵さんなのです。

場所は足利市立けやき小学校の近くです。詳細はお店のHPに譲ります。
足利市が碁盤の目のような道になっているので、慣れないと迷子になるかもしれません。

お店の佇まいは、ともすれば料亭のような風格もありますが、親しみやすさも忘れていません。



懐の広い雰囲気があります。
入口から少し入るとようやく店内になります。このちょっとした時間が普通の蕎麦屋じゃないなと思わせます。
店内は暖色系の明かりで優しい感じがします。設えられた調度品などに品位を感じますね。また壁に一茶庵の系譜と片倉康雄氏の紹介文があります。ここでお勉強です。
席はテーブルに座敷に。奥があるので全体像は良く分かりません。
テーブル席からは中庭が見えます。小さいながらも日本庭園を意識したものとなっております。
確かに歴史も風格もあるお店ですが、排他的では決してありません。どちらかというとフレンドリーです。店員さんの着ている一茶庵Tシャツがちょっとほしいかも。

今回はもう手加減なしです。全身全霊を込めて蕎麦を感じます。
というわけで、五色天せいろ大盛り!(\2900)。





なんという風格。

つゆは醤油が前面に出た辛口ではあるものの、甘さもあり、ダシも強烈に効き、濃さも申し分ない。いや、好みの差はあるとはいえ、それを差し引いても隙が一切ない。口に含んだときの味の広がり方も、上下左右前後、口から喉からすべての部分につゆが行き渡って主張する。凄まじいつゆです。これほど強いものは他にありません。
全国の一茶庵を束ねる長。その重責を感じさせる味です。
蕎麦は五色。二八、田舎、更級、けし切り、茶切り。味も香りも高くコシも強い。喉越しも計算されており、全てにおいて妥協がない。計算しつくされているので、粗野な部分は鳴りを潜めているので、そういうのが好きな人には物足りなさを感じるかもしれない。
更科はその風味に驚かされた。蕎麦とはこんなにも甘味があるものなのかと、新たな知見を得た。
天ぷらも全てにおいて隙がない。
もうこれ以上野暮な言葉を並べるのは憚られる。
ただ一つ。必ず食べに行け。それだけは言っておこう。

蕎麦を食べ始めてようやくこの足利一茶庵を訪れることが出来たのは、何と幸いなことか。
何がしかの形で蕎麦を語るのであれば、ここのお店を避けては通れません。
断っておきますが、ここの蕎麦が最上であるとは言いません。そのときの蕎麦の仕入れ状況、好みの問題などが介在します。事実、本当は同じ一茶庵の系列の、九段一茶庵の方が蕎麦は好みです。
しかしながら、数多くの名店を輩出してきた歴史を感じることは、決して無駄ではありません。
まずは詣でること。そこからです。

ちなみに、友蕎子の縁の品々が展示されている「友蕎庵」というものがあるそうですが、休日は混むからNGとのこと。残念です・・・
今度こそ。