「やまもと」 / 鴨せいろ他2008年09月03日 19時33分37秒

やまもと さんにリトライ。
今日は輪を掛けて攻めていきます。

まず最初に、玉子焼きです。



玉子3個分の大きさだそうです。
焼き上がりは実に丁寧に、焦げはほぼ無く、ふんわり仕上がっています。
中には濃い目に下味をつけたしいたけと三つ葉。時々出くわすしいたけの塩気がアクセントとなり、玉子の甘味が引き立ちます。
表面にコゲがあった方が香ばしさが出て好きですが、こうも完璧に焼かれてしまうと何も言えなくなります。

蕎麦は鴨せいろにしました。



蕎麦は変わらずの細打ち。やや水を湛えた蕎麦です。
鴨汁はこれまた品がいい。鴨のダシは十分に出ているものの主張は強くなく、あくまでメインはそばつゆだというスタンスを取っています。ネギも焼いてから焦げた部分を取っているので、全く焦げの香りはありません。普通の鴨せいろのような少し粗野な風味は鳴りを潜めています。
蕎麦が繊細な分、つゆもまた強くは出来ないといったところでしょう。
しかし構成要素一つ一つの味はマジ半端ねえっす。
まず肉。こちらは欧州種の肉らしく、脂は少ないものの肉汁が有り得ないぐらいあります。本来の肉の味とはこういうものを言うのだと主張全開です。
ネギも丁寧に焼かれているので、甘味と風味がギリギリのバランスを保っています。
一見するとシンプルですが、実は相当に計算された鴨汁だと思います。
ちなみに+530円でフォアグラ入りに出来るそうです。なんだフォアグラって!また食わないと!

食後にはデザート。本日のデザートは杏仁豆腐とアイスクリームです。



他にOTONAアイスという気になるものもあるのですが、リキュールが多いので車の運転の時はちょっと止めときました。
俺の酒の弱さを見くびるなよ!
器の下のほうに杏仁豆腐。そこにオレンジソースを掛け、最後にアイスクリームを乗せてあります。
杏仁豆腐は信じられないぐらいに柔らかくて滑らかです。ほんのり甘い杏仁豆腐に、酸味の効いたオレンジソースが実に合います。アイスもシンプルながら素朴な味わいでいい。
デザートもこだわりまくった素晴らしい一品です。

なんか蕎麦以外もすごくいいですねー。他のサイドメニューもいろいろ試してみたいですね誰かの金で。