「手打ちそば 無名庵」 / 天もりせいろ2007年09月14日 19時43分56秒

流山の「無名庵」さんに行ってきました。
場所は流山市県道5号線(流山街道)沿い、流山市文化会館近くの吉野家の信号のはす向かいです。
ビルの1階にあり、駐車場は5台ぐらいあります。

入り口は黒塗りで小洒落た雰囲気です。



店内もまた洒落ていて、都会派スタイルの蕎麦屋ですね。



席はテーブルが10人、こあがりが2つ。そこそこ入ります。
結構こだわってきれいにしていますね。

今回は基本の天せいろ。



つゆは甘口でやや薄目。ダシはほどほどに効いています。
蕎麦は味、香り共におとなしいです。端境期の二八の宿命ともいえますが。ただしぶっといお蕎麦なので、コシはかなりあります。つゆと合わせて考えると、いわゆる田舎蕎麦を志向していると思われます。
蕎麦の存在感はそれなりですが、つゆが負けている感じが否めません。甘口でもよいのですが、もうちょっと濃くて図太いつゆじゃないと、バランスが悪いように思えます。
天ぷらはえび、なす、かぼちゃ、さつまいも、にんじん、さやいんげん。
こちらはとても見た目も美しく、美味しく揚がっています。油はそんなに感じません。
さつまいもはかなり分厚く切ってあるので、食べ応えがあります。

とても考えてお蕎麦を作っているという印象を受けるのですが、策を弄しすぎている気もします。
時には大胆に攻めてみるのもいいのではないのでしょうか。
しかし、この流山という地にも美味しいお蕎麦があるということを確認できて、改めて千葉の蕎麦は現在進行形で進化していると思いました。