「亥庵」 / 亥庵そば2007年08月29日 18時21分10秒

亥庵」さんで昼飯。敷居が高い感じなのでちょっと緊張します。

前回ははしご前提でしたが今回は単発勝負。というわけで天ぷらも食べます。
普通の天せいろでも良かったのですが、「亥庵そば」なるものが目に入ったのでこちらに。



お蕎麦は普通のせいろで、天ぷらに薬味がいろいろ、それとつゆは冷温両方で出てきます。
蕎麦は前回と同じように、美味しいですね。
つゆ、まず冷たいほうですが、前回ほどの鰹臭さは無く、穏やかになりました。実に上品になったのですが、パンチが無くなってしまったのはちょっと寂しいです。
温かいつゆは、三つ葉が入っています。また薬味の柚子胡椒を溶かすことで、温かいつゆによくある柚子風味をプラスする模様。ちょっと面白いです。
冷たいお蕎麦と温かいつゆ。鴨せいろでも思いましたが、足し算の結果は当然「ぬるい」となります。
これはこのスタイルの弱点だと思っていましたが、蕎麦を温かいつゆに全部つけるわけではないので、最初に口に入るのは冷たい蕎麦。間髪いれずに温かい蕎麦になり、冷温両方の蕎麦を一挙に味わえるという考え方をすれば、実によく考えたスタイルと言えなくもありません。
それを実現するためには、つゆが蕎麦を十分温められるだけの温度を有すること、蕎麦が必要以上に冷たくないことが条件になります。亥庵さんの温度はちょうどよいものでした。

天ぷらはえび、なす、ししとう、さつまいも。軽く揚がっていて、油もきつくないので、実に美味しくいただけます。
温かいつゆでもいいですが、塩で食べてももちろん美味。ちょっと黄色っぽいお塩でした。

最後に蕎麦湯を頂きますが、冷たいつゆで楽しんだ後は、生のままの蕎麦湯を蕎麦猪口に入れ、温かいつゆを口に含み、飲み込んだ後間髪いれずに蕎麦湯を飲むと、蕎麦の甘味が強く感じられますね。
温かいつゆは器に結構いっぱいに入っていますが、この方法ならつゆ原液を無理矢理飲んで量を減らした後に蕎麦湯で割るなんてことをしなくても良いです。
まあ、蕎麦湯一つとっても、いろいろ楽しみ方はありますよ、ということで。

とても広いお店で格調高い感じですが、お値段は普通よりちょっとだけ高い程度ですので、気兼ねなく訪れてください。
夜にも来てみたいなぁ。