「手打ちそば 千曲」 / くちなし切り ― 2007年07月06日 19時17分13秒
旭市の「
千曲」さん再訪。
今回は月代わりの薬膳蕎麦にトライ・・・するつもりでしたが、あいにく7月の「熊笹」はありませんでした。
代わりに「くちなし」です。
鮮やかな黄色。
香りはくちなし・・・だと思うのですが、かなり香りは繊細で弱く、相当集中しないと分かりませんでした。そもそもクチナシの香りってのも結構うろ覚えなもので。。。
蕎麦の甘みもほどほどに。変わり蕎麦だから仕方ないかな。でも体にはよいでしょう。
逆に考えると、クチナシだからまだ穏やかな風味なんでしょう。桂皮や蓬、生姜なんかだと強烈な風味があって、たぶん蕎麦の香りはかき消されてしまうと思います。
穏やかな風味で体に良い。さすが薬膳。
ちなみにこの一枚じゃ足りなかったので普通のせいろも食べてます。こちらは味も香りも十分です。
カラフルなお蕎麦と言うのも、たまには面白いですね。いろいろなパターンがありそうです。
おまけ。
旭から東庄町、神栖、潮来と抜けて高速道路に乗りました。その途中の上り線佐原PAの展望台から。
180°田んぼ。
香取市北部の一大圃場。 十二橋駅の周辺とかぶります。展望台からは見えませんが、高速道路からは十二橋駅がかろうじて見えます。
利根川流域はそこそこ民家もあったり、それなりに人はいるんですよね。それだけ重要だってことかな。
稲作は日本の基盤とも言えます。一粒一粒味わって食べましょうか。
ご飯に飽きたら パンでもOK。
(出典:水土里ネット印旛沼)
日本人なら米食べろ!
今回は月代わりの薬膳蕎麦にトライ・・・するつもりでしたが、あいにく7月の「熊笹」はありませんでした。
代わりに「くちなし」です。
鮮やかな黄色。
香りはくちなし・・・だと思うのですが、かなり香りは繊細で弱く、相当集中しないと分かりませんでした。そもそもクチナシの香りってのも結構うろ覚えなもので。。。
蕎麦の甘みもほどほどに。変わり蕎麦だから仕方ないかな。でも体にはよいでしょう。
逆に考えると、クチナシだからまだ穏やかな風味なんでしょう。桂皮や蓬、生姜なんかだと強烈な風味があって、たぶん蕎麦の香りはかき消されてしまうと思います。
穏やかな風味で体に良い。さすが薬膳。
ちなみにこの一枚じゃ足りなかったので普通のせいろも食べてます。こちらは味も香りも十分です。
カラフルなお蕎麦と言うのも、たまには面白いですね。いろいろなパターンがありそうです。
おまけ。
旭から東庄町、神栖、潮来と抜けて高速道路に乗りました。その途中の上り線佐原PAの展望台から。
180°田んぼ。
香取市北部の一大圃場。 十二橋駅の周辺とかぶります。展望台からは見えませんが、高速道路からは十二橋駅がかろうじて見えます。
利根川流域はそこそこ民家もあったり、それなりに人はいるんですよね。それだけ重要だってことかな。
稲作は日本の基盤とも言えます。一粒一粒味わって食べましょうか。
ご飯に飽きたら パンでもOK。
(出典:水土里ネット印旛沼)
日本人なら米食べろ!
「壱麺屋」 / しょうゆ味玉ラーメン+半チャーハン ― 2007年07月11日 16時27分03秒
八街の「壱麺屋」さんに行ってきました。
こちらのお店、以前は「 麺工房しろきや鰹 」という名前で営業されていましたが、名前を変えてリスタートの模様。
場所は当然前と同じです。
前は黒いお店でしたが、心機一転、明るいオレンジカラーへ。
外からチャーシュー用(?)の石釜が見えます。
店内は以前と全く変わりません。
今回はリニューアルということで、最初に頼んだメニューのおさらい。
しょうゆラーメンに半チャーハンです。
まずはしょうゆ味玉ラーメン。
スープはややこってりしたもので、スタンダードなスープです。鰹のダシの酸味も感じましたが、以前のようなパンチの強さは無く、マイルドな風味です。喉の奥で辛味も感じます。
麺は弱縮れの麺で、噛むと味が出てくるタイプです。すぐに呑みこまずによく噛んだ方が美味しく味わえますね。
チャーシューは石釜で作ったのでしょう、やや酸味を感じる肉で、噛むと肉汁がたっぷり出てきます。味付け自体は抑え目にして、肉の味を引き出すスタイルのようですね。
味玉は固ゆで。ちょっと残念、半熟が良かったなー。
お次はチャーハン。
280円でお安く、しかも「半」の割には結構な量があります。
世間一般の基準だと普通ですが周りの人間との対比で小食な私には、少々多いです。
この半分の量でいいのですが・・・
これもチャーシューをベースにしたチャーハンです。肉の味、酸味が強く出ているものですね。
美味しく仕上がっているしラーメンと合わせるならば問題無いのですが、単品と考えるともう一つ味が加わってもいいかなぁ。シンプルなので少々物足りなさを感じます。
前のお店のときと大きくは変わっていないようです。
リニューアルして万人に受け入れられるラーメンへと昇華しているのは間違いないでしょう。
反面、あの鰹の強烈な風味のファンだったという人には、少々肩透かしかもしれません。
折角なら両方あればよかったのにな、とファンがぼやいておきます。
あとチャーシューを前面に押しているのであれば、チャーシューにも変化をもたせてほしいところです。今は肉の味をメインにされていますが、それとは別にしっかり味付けした「煮豚」なチャーシューがあっても面白いかと思います。
前と変わらずレベルの高いラーメンを出してくれるので、さらに上を目指して欲しいですね。
しょうゆの他に、みそとしおがあります。こちらも是非食べてみようと思います。
こちらのお店、以前は「 麺工房しろきや鰹 」という名前で営業されていましたが、名前を変えてリスタートの模様。
場所は当然前と同じです。
前は黒いお店でしたが、心機一転、明るいオレンジカラーへ。
外からチャーシュー用(?)の石釜が見えます。
店内は以前と全く変わりません。
今回はリニューアルということで、最初に頼んだメニューのおさらい。
しょうゆラーメンに半チャーハンです。
まずはしょうゆ味玉ラーメン。
スープはややこってりしたもので、スタンダードなスープです。鰹のダシの酸味も感じましたが、以前のようなパンチの強さは無く、マイルドな風味です。喉の奥で辛味も感じます。
麺は弱縮れの麺で、噛むと味が出てくるタイプです。すぐに呑みこまずによく噛んだ方が美味しく味わえますね。
チャーシューは石釜で作ったのでしょう、やや酸味を感じる肉で、噛むと肉汁がたっぷり出てきます。味付け自体は抑え目にして、肉の味を引き出すスタイルのようですね。
味玉は固ゆで。ちょっと残念、半熟が良かったなー。
お次はチャーハン。
280円でお安く、しかも「半」の割には結構な量があります。
世間一般の基準だと普通ですが周りの人間との対比で小食な私には、少々多いです。
この半分の量でいいのですが・・・
これもチャーシューをベースにしたチャーハンです。肉の味、酸味が強く出ているものですね。
美味しく仕上がっているしラーメンと合わせるならば問題無いのですが、単品と考えるともう一つ味が加わってもいいかなぁ。シンプルなので少々物足りなさを感じます。
前のお店のときと大きくは変わっていないようです。
リニューアルして万人に受け入れられるラーメンへと昇華しているのは間違いないでしょう。
反面、あの鰹の強烈な風味のファンだったという人には、少々肩透かしかもしれません。
折角なら両方あればよかったのにな、とファンがぼやいておきます。
あとチャーシューを前面に押しているのであれば、チャーシューにも変化をもたせてほしいところです。今は肉の味をメインにされていますが、それとは別にしっかり味付けした「煮豚」なチャーシューがあっても面白いかと思います。
前と変わらずレベルの高いラーメンを出してくれるので、さらに上を目指して欲しいですね。
しょうゆの他に、みそとしおがあります。こちらも是非食べてみようと思います。
バンカーは一度はまるとなかなか抜けられないみたい ― 2007年07月12日 12時29分28秒
金融腐蝕列島「呪縛」を読みました。
金融腐蝕列島と銀行告発を読み、この手の小説にちょっとはまり中。と言いつつ内容がしっかり分かっているわけではないですが。
また小説の方を読んだ後に、映画のDVDも鑑賞しました。
小説の方からいきますと、合併銀行ACBに勤務する北野。彼は同銀行の最高権力者である佐々木の娘婿に当たる。親の引き立てがあってのことか、ミドルクラスではエース格扱いとなるが、当の北野はそれを思わしくないと、積極的に距離を置いていた。
そんな折、不正融資事件絡みで銀行本社に東京地検の家宅捜査が入り、それを機にACBが未曾有の危機に飲み込まれていく―
という第一勧銀の総会屋への利益供与事件がモチーフとなった、あまりにも有名な作品です。
合併銀行故の下らない旧行意識、ボードの責任逃れ、そして元会長の自殺と、ほとんどそのまんまだそうです。第一勧銀の方は詳しくは知らんのですが・・・
第一作の「金融腐蝕列島」は、どうも話がまとまらずに終わっていると言うか続く事を前提としているようですが、「呪縛」の方は上下巻できっちりまとまっていますので、単品でお楽しみいただけます。
さてこの作品は映画にもなっていまして、どっちかというと映画の方が有名じゃないですかね。
スタンスとしては、金融腐蝕列島「呪縛」をなぞってはいるのですが、ディテールは異なっています。
原作は、主人公・北野の視点が主なのですが、映画だとそれに加えて bloomberg(実際の会社名で登場)の女性キャスターなどの視点も追加されています。
監督の話によると、原作に加えて銀行、というよりは日本の会社全体に蔓延る男女雇用の不均等を盛り込んでいるそうですね。先の女性キャスターや、ACB新体制の顧問弁護士団のトップが女性であるなど、重要ポストに積極的に女性をキャスティングすることでアピールしているとのことです。
後述しますが、原作とは結構違う点が多いですね。
この映画のキャッチコピーに「読んでから観るか、観てから読むか」みたいなのがありましたが、私は原作を読んでからの方をおすすめします。
2時間映画ですが、要所要所をつまみ食いで詰め込んだ感は否めず、しかもオリジナルキャラクターまで盛り込んでいるので、映画だけだと話がよく分からないかと思います。DKBの話を知っていれば違うでしょうが、まったくまっさらな状態では、置いてきぼり感が強いでしょう。
それよりは、原作を読んでストーリーの仔細を一度頭に入れた状態で映画を観た方が、原作との違いを楽しみ、また役者の好演を堪能できます。
その原作との相違についてですが、大まかな幹は同じですが枝葉はかなり異なりますね。
原作には無いキャラクタはもちろん、元会長久山の決断の場所が違ったり、MOF担片山が北野の後輩然としていたり、石井が襲われたり。あまり言うとネタバレになっちゃいますが。
決定的な違いとしては、「千久」が出てこないことです。
原作でこれ以上ないという位に物語の動機ともなるべきポジションが無いのはかなり大きな違いです。これによって最高権力者である佐々木の行動がいまいち説明できなかったと感じてしまいます。
これも2時間に収めなければならない監督の苦悩とも言えるでしょう。
だからこそ原作は先に読んだほうが良いと思います。逆に、原作を読んでいても映画は十二分に楽しめます。いずれにせよ原作は避けて通れないです。
キャスティングはかなり豪華ですね。
主人公・北野には世界の中年オヤジこと役所広司、同期(のはずの)MOF担・片山には椎名桔平。北野の義理の父にして最高権力者の佐々木に仲代達矢 。新頭取中山に根津甚八。他にもジョージアCMの部長こと石橋蓮司(中澤専務役)、ライフカードのオダジョーの上司こと本田博太郎(陣内副頭取役)。総会屋の大物・川上多治郎役には故・丹波哲郎。その弟子とも言うべき小田島敬太郎には若松武史・・・ってこの方は知りませんです。
オリジナルキャラクターには、bloombergのキャスター和田美穂に若村真由美、新体制の顧問弁護士団トップ一条弁護士にもたいまさこ。
陣内副頭取役の本田博太郎さん。出番はかなり少ないものの、陣内と言うキャラクタを容易に想像できる配役ですね。嫌な面は出していませんが、多分彼のちょっとひねくれたイメージそのものです。しかしそれだけではなく、少しだけ茶目っ気を出しているところが、一層陣内と言うキャラクタの優柔不断さを演じきっていると思います。
弁護士役のもたいまさこさんも、不敵なキャラクタでたまらんですね。鉄仮面かと思いきや、株主総会リハーサルの打ち合わせで、結構 カゲキな事言っちゃう 片山「退場に従わない株主にはどこまでやっていいんですかね」
中山「腕(を掴む)ぐらいはいいんじゃないか」
一条「(リハーサルの)今回に限り、引きずり出してボコボコにしちゃってもいいでしょう」
一条「(にやり)冗談です」
あたりがもう。
不満が残ったのは最高顧問・佐々木。
好演ですが、本物はもっと憎々しくて外道です。映画だとその辺を描ききるところが時間上描写できないのでしょうがないですかね。権力にしがみつく浅ましさは十二分に演じられております。
再三言いますが、役者さんに演技に集中するために、原作を先に読むことをオススメします。
原作の解説に、
追記。ラストシーンについて。ネタバレなので見たい人は選択で見てください。
ラストシーンは久山元会長の墓前にて、北野と小田島敬太郎が初めて相対する場面です。
原作だと北野と妻の今日子、それに片山の3名での遭遇なのですが、映画だと北野一人。さらに小田島の他に北野を付け狙っていた謎の青年も一緒 です。
中盤、東都経済の購読打ち切りに関する報復として石井が狙撃され重傷を負うのですが、その後品川駅のホームで北野を付け狙う手の者、とのつながりからラストで敵方が2人になったのでしょうが、ここは原作どおりにして欲しかったです。
このラストは日本の社会への警鐘という、作品の中で最も重要な場面なので、下手にいじって欲しくなかったですね。
2007.07.13追記
小田島が足を洗うといっているのに対し、それでも闇は企業を逃さない、という宣戦布告があり、その戦いは続くのだと言う事を強調するために、あえて次の敵役を登場させる事で表現したのかな、とも考えられますね。
さらに言うと、原作は雨でしたが映画は曇り。
出来れば「傘を差していてそれが風で飛ばされて、拾った相手が小田島」という演出を崩して欲しくはなかったかなぁ。主人公と敵役の一騎打ち、という構図も捨てがたいのですが、傘は使って欲しかった。
小田島の登場の仕方が、いささか軽い感じになってしまったのではないかと思います。
ラストでの緊張感が多少そがれてしまったのは残念です。
金融腐蝕列島と銀行告発を読み、この手の小説にちょっとはまり中。と言いつつ内容がしっかり分かっているわけではないですが。
また小説の方を読んだ後に、映画のDVDも鑑賞しました。
小説の方からいきますと、合併銀行ACBに勤務する北野。彼は同銀行の最高権力者である佐々木の娘婿に当たる。親の引き立てがあってのことか、ミドルクラスではエース格扱いとなるが、当の北野はそれを思わしくないと、積極的に距離を置いていた。
そんな折、不正融資事件絡みで銀行本社に東京地検の家宅捜査が入り、それを機にACBが未曾有の危機に飲み込まれていく―
という第一勧銀の総会屋への利益供与事件がモチーフとなった、あまりにも有名な作品です。
合併銀行故の下らない旧行意識、ボードの責任逃れ、そして元会長の自殺と、ほとんどそのまんまだそうです。第一勧銀の方は詳しくは知らんのですが・・・
第一作の「金融腐蝕列島」は、どうも話がまとまらずに終わっていると言うか続く事を前提としているようですが、「呪縛」の方は上下巻できっちりまとまっていますので、単品でお楽しみいただけます。
さてこの作品は映画にもなっていまして、どっちかというと映画の方が有名じゃないですかね。
スタンスとしては、金融腐蝕列島「呪縛」をなぞってはいるのですが、ディテールは異なっています。
原作は、主人公・北野の視点が主なのですが、映画だとそれに加えて bloomberg(実際の会社名で登場)の女性キャスターなどの視点も追加されています。
監督の話によると、原作に加えて銀行、というよりは日本の会社全体に蔓延る男女雇用の不均等を盛り込んでいるそうですね。先の女性キャスターや、ACB新体制の顧問弁護士団のトップが女性であるなど、重要ポストに積極的に女性をキャスティングすることでアピールしているとのことです。
後述しますが、原作とは結構違う点が多いですね。
この映画のキャッチコピーに「読んでから観るか、観てから読むか」みたいなのがありましたが、私は原作を読んでからの方をおすすめします。
2時間映画ですが、要所要所をつまみ食いで詰め込んだ感は否めず、しかもオリジナルキャラクターまで盛り込んでいるので、映画だけだと話がよく分からないかと思います。DKBの話を知っていれば違うでしょうが、まったくまっさらな状態では、置いてきぼり感が強いでしょう。
それよりは、原作を読んでストーリーの仔細を一度頭に入れた状態で映画を観た方が、原作との違いを楽しみ、また役者の好演を堪能できます。
その原作との相違についてですが、大まかな幹は同じですが枝葉はかなり異なりますね。
原作には無いキャラクタはもちろん、元会長久山の決断の場所が違ったり、MOF担片山が北野の後輩然としていたり、石井が襲われたり。あまり言うとネタバレになっちゃいますが。
決定的な違いとしては、「千久」が出てこないことです。
原作でこれ以上ないという位に物語の動機ともなるべきポジションが無いのはかなり大きな違いです。これによって最高権力者である佐々木の行動がいまいち説明できなかったと感じてしまいます。
これも2時間に収めなければならない監督の苦悩とも言えるでしょう。
だからこそ原作は先に読んだほうが良いと思います。逆に、原作を読んでいても映画は十二分に楽しめます。いずれにせよ原作は避けて通れないです。
キャスティングはかなり豪華ですね。
主人公・北野には世界の中年オヤジこと役所広司、同期(のはずの)MOF担・片山には椎名桔平。北野の義理の父にして最高権力者の佐々木に仲代達矢 。新頭取中山に根津甚八。他にもジョージアCMの部長こと石橋蓮司(中澤専務役)、ライフカードのオダジョーの上司こと本田博太郎(陣内副頭取役)。総会屋の大物・川上多治郎役には故・丹波哲郎。その弟子とも言うべき小田島敬太郎には若松武史・・・ってこの方は知りませんです。
オリジナルキャラクターには、bloombergのキャスター和田美穂に若村真由美、新体制の顧問弁護士団トップ一条弁護士にもたいまさこ。
陣内副頭取役の本田博太郎さん。出番はかなり少ないものの、陣内と言うキャラクタを容易に想像できる配役ですね。嫌な面は出していませんが、多分彼のちょっとひねくれたイメージそのものです。しかしそれだけではなく、少しだけ茶目っ気を出しているところが、一層陣内と言うキャラクタの優柔不断さを演じきっていると思います。
弁護士役のもたいまさこさんも、不敵なキャラクタでたまらんですね。鉄仮面かと思いきや、株主総会リハーサルの打ち合わせで、結構 カゲキな事言っちゃう 片山「退場に従わない株主にはどこまでやっていいんですかね」
中山「腕(を掴む)ぐらいはいいんじゃないか」
一条「(リハーサルの)今回に限り、引きずり出してボコボコにしちゃってもいいでしょう」
一条「(にやり)冗談です」
あたりがもう。
不満が残ったのは最高顧問・佐々木。
好演ですが、本物はもっと憎々しくて外道です。映画だとその辺を描ききるところが時間上描写できないのでしょうがないですかね。権力にしがみつく浅ましさは十二分に演じられております。
再三言いますが、役者さんに演技に集中するために、原作を先に読むことをオススメします。
原作の解説に、
製作発表の記者会見で、老外相談役の佐々木役の仲代は、とあったのが、実に印象的でした。脚本でこうのなのだから、原作の佐々木は余程のものであり、それは実際にいたということです。
「脚本を読んで愕然としました。世の中にこれほど救いのない人間がいるのか。そして、その救いのない人間を私が演じなければいけないのか」
と言ったという。
(略)
しかし、"救いのない"人間は現にいるのであり、
追記。ラストシーンについて。ネタバレなので見たい人は選択で見てください。
ラストシーンは久山元会長の墓前にて、北野と小田島敬太郎が初めて相対する場面です。
原作だと北野と妻の今日子、それに片山の3名での遭遇なのですが、映画だと北野一人。さらに小田島の他に北野を付け狙っていた謎の青年も一緒 です。
中盤、東都経済の購読打ち切りに関する報復として石井が狙撃され重傷を負うのですが、その後品川駅のホームで北野を付け狙う手の者、とのつながりからラストで敵方が2人になったのでしょうが、ここは原作どおりにして欲しかったです。
このラストは日本の社会への警鐘という、作品の中で最も重要な場面なので、下手にいじって欲しくなかったですね。
2007.07.13追記
小田島が足を洗うといっているのに対し、それでも闇は企業を逃さない、という宣戦布告があり、その戦いは続くのだと言う事を強調するために、あえて次の敵役を登場させる事で表現したのかな、とも考えられますね。
さらに言うと、原作は雨でしたが映画は曇り。
出来れば「傘を差していてそれが風で飛ばされて、拾った相手が小田島」という演出を崩して欲しくはなかったかなぁ。主人公と敵役の一騎打ち、という構図も捨てがたいのですが、傘は使って欲しかった。
小田島の登場の仕方が、いささか軽い感じになってしまったのではないかと思います。
ラストでの緊張感が多少そがれてしまったのは残念です。
「みんなみの里」 / 牧場の牛丼 ― 2007年07月13日 17時59分29秒
長狭街道沿いの「
みんなみの里」でお昼。
ここは道の駅然としていて、地元の農作物なども販売しています。鴨川市の総合交流ターミナル、だそうです。
実はかなり前から知っていて、この辺を走るときにはほぼ確実に利用する場所でもあります。
バイク乗りは休憩場所のデータを持っておくと、何かと役に立ちます。
まだ出来てからそんなに経ってないですね。建物がまだきれいです。
駐車場もそこそこありますので、休憩でも食事でも買い物でもOK。
写っているのは農作物の直売所です。野菜はもちろん工芸品やお花、米も売ってます。長狭米っていえば結構なブランド米です。美味しいですよ。
写っていませんが、左の方にレストランとお土産売り場などがあります。
あんまりピンと来ない人もいるでしょうが、ここは鴨川市。鴨川と言うと海のイメージですが、山もあります。海産物だけではなく、嶺岡牛との分割統治になっています。
ここから鴨川駅までは、車で20分ぐらいです。実は近いのです。
そんな海と山の混在する鴨川市ですが、ここは山のふもとで 酪農のさとにも近いです。
お昼は肉系で・・・というニーズに応えるべく、まさにジャストミートな一品があります。
鴨川市と言えば おらが丼。 以前にも紹介しています。
ここのおらが丼は、「牧場の牛丼」です。
さすがはおらが丼。中央の半熟玉子に後光がさしています。さしてません。
牛丼とは言うものの、すき焼き丼をイメージした方が近いでしょう。
肉は柔らかくしっかり味が付いていて、量も程よい。また周りを固める豆腐もしっかりしています。肉と玉子と豆腐によるたんぱく質のトリコロールは食べ応えがあります。
またお吸い物には鶏肉がちょっとだけ入っていますが、固いものの噛むと味がにじみ出て、素材のよさを感じますね。
ざっかけない庶民の味といったところですが、素朴ながらも中身がしっかりしています。
食後には耐え切れずにソフトクリーム。オリジナルソフトで、この時期はストロベリーです。
レストラン脇のテラスで。
外に出ると気持ちのいい農村の光景が見えます。この日は曇っていましたが、晴れていると夕日がとてもきれいで、お気に入りの癒しスポットになります。
場所柄、南房総からの帰りとかに通る事もあるでしょうが、その際には立ち寄ってみてください。
休憩がてらおやつ、と言うときには、多分いい位置にありますよ。
R410の山道を抜けるのに疲れたときに重宝します。
ここは道の駅然としていて、地元の農作物なども販売しています。鴨川市の総合交流ターミナル、だそうです。
実はかなり前から知っていて、この辺を走るときにはほぼ確実に利用する場所でもあります。
バイク乗りは休憩場所のデータを持っておくと、何かと役に立ちます。
まだ出来てからそんなに経ってないですね。建物がまだきれいです。
駐車場もそこそこありますので、休憩でも食事でも買い物でもOK。
写っているのは農作物の直売所です。野菜はもちろん工芸品やお花、米も売ってます。長狭米っていえば結構なブランド米です。美味しいですよ。
写っていませんが、左の方にレストランとお土産売り場などがあります。
あんまりピンと来ない人もいるでしょうが、ここは鴨川市。鴨川と言うと海のイメージですが、山もあります。海産物だけではなく、嶺岡牛との分割統治になっています。
ここから鴨川駅までは、車で20分ぐらいです。実は近いのです。
そんな海と山の混在する鴨川市ですが、ここは山のふもとで 酪農のさとにも近いです。
お昼は肉系で・・・というニーズに応えるべく、まさにジャストミートな一品があります。
鴨川市と言えば おらが丼。 以前にも紹介しています。
ここのおらが丼は、「牧場の牛丼」です。
さすがはおらが丼。中央の半熟玉子に後光がさしています。さしてません。
牛丼とは言うものの、すき焼き丼をイメージした方が近いでしょう。
肉は柔らかくしっかり味が付いていて、量も程よい。また周りを固める豆腐もしっかりしています。肉と玉子と豆腐によるたんぱく質のトリコロールは食べ応えがあります。
またお吸い物には鶏肉がちょっとだけ入っていますが、固いものの噛むと味がにじみ出て、素材のよさを感じますね。
ざっかけない庶民の味といったところですが、素朴ながらも中身がしっかりしています。
食後には耐え切れずにソフトクリーム。オリジナルソフトで、この時期はストロベリーです。
レストラン脇のテラスで。
外に出ると気持ちのいい農村の光景が見えます。この日は曇っていましたが、晴れていると夕日がとてもきれいで、お気に入りの癒しスポットになります。
場所柄、南房総からの帰りとかに通る事もあるでしょうが、その際には立ち寄ってみてください。
休憩がてらおやつ、と言うときには、多分いい位置にありますよ。
R410の山道を抜けるのに疲れたときに重宝します。
「との山」 / ねばとろぶっかけそば ― 2007年07月18日 19時50分15秒
との山さんで昼食。
ちょっとバテ気味だったので、スタミナのつきそうな「ねばとろぶっかけそば」です。
お蕎麦の上にオクラ、海苔、鶏肉、めかぶ、かつお節、とろろと中心に卵です。
以前にもこの手の蕎麦を食べましたが、その時は梅風味。今回はねばとろオンリー。
スタミナ系の蕎麦は、必ずしもスタミナが付くわけではなかったりしますが、疲れているときでもさっぱり食べられるのでいいですね。
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