「金融腐蝕列島」を読んでみました2007年02月01日 21時24分37秒

金融腐蝕列島(上)
金融腐蝕列島(下)

普段は漫画か雑誌か教科書しか読みませんが、たまには、ということで小説を読んでみました。
映画にもなった「金融腐蝕列島」上下巻です。

銀行会長の愛娘が絡んだ不正融資案件の処理に突如として移動させられた主人公、それを皮切りに不良債権に絡んだ事件やら不祥事やらが出るわ出るわ。それに振り回される主人公の明日はどっちだ、的な作品だと思います。
一つの案件をずっと追って、それが最後には解決、というスタイルではないので、読んでいて話の流れについていくのが大変。文中にレポートとか新聞記事の記述があるのですが、それも読むのが大変。私が読みなれていないせいですが・・・
また銀行絡みの話は全く分野外ですから、内容を理解するのが大変でした。今でもよく分かってませんが。
でも、続編は読んでみたいですね。「呪縛」と「再生」。理解を深めるために、第一勧銀の方も調べないと。

なんでいきなり経済小説?かというと、入院中に同室の方に借りた本が面白かったのですよ。

銀行告発

こちらは一つの案件からいろいろなスキャンダルへと発展していくスタイルで、話の筋道が分かりやすかったです。反面ご都合主義的な部分もあったり「その伏線はどーなのよ」とも思ったこともありますが、読んでいてとてもハラハラさせられましたので、結局面白かったということですねw
この銀行告発の作者さんは実際に銀行広報で総会屋対策をやっていた方らしく、金融腐蝕列島の主人公のモデルでもあるとか。

普段小説なんぞは読みませんが、これからは少しずつ読んでみましょうかね。ライトノベルは遠慮しときますが。