交差点における歩行者等の認識方法の改善2007年01月18日 09時34分08秒

風見しんごさんの長女が交通事故で亡くなられたそうです。
痛ましい事故です。ご冥福をお祈り申し上げます。

現場は中規模道路の交差点。
右折トラックが横断歩道を渡っている途中の歩行者を轢いた、というケースです。
信号は青だったそうですが、これはトラックの安全確認の未実施が原因で、どう考えてもトラックの過失ですね。
運転手は22歳。経験不足なのか朝っぱらで寝ぼけてたのか分かりませんが、お粗末な運転です。
対向車線から車が来ていて、先に右折しようとしてプッシュしてしまい、そこに歩行者が走りこんできた、という可能性もありますが、言い訳にはなりませんね。



さてこの交差点での歩行者認識というのは、免許持ってれば当たり前のことなんですが、実際に事故が起こっている以上は対策を練らないといけません。

一つは右左折時の視界確保との関係。
トラックの場合は特に、 右折時にピラーが邪魔になるようです。
ちょうど死角に入ってしまったのか・・・?とも思えますね。
これはトラックメーカーの方でも是非検討して欲しい部分です。

もう一つのアプローチとしては オービスレーダーの応用
歩行者の多いところだったら気付きますが、閑静な住宅街などは歩行者数が少なく、また交差点の植え込みに隠れてしまって認識が遅れる事も否定できません。
「通勤通学時間帯」「危険な交差点」「歩行者の接近」など条件下、レーダーで感知出来るようなシステムにすれば、多少なりとも安全確認の助けになるのではないかと思います。
多分、安全確認を怠る時は気を抜いている時で、その時にレーダー側で注意喚起できればかなりの事故は減るのではないかと思いますよ。
こういったシステムは特に視界不良の時には有効です。

まあ。
こんな対策するまでもなく交差点は十分注意する事が当たり前なんですが。
人間側も完璧ではないので、システム側から少しでも事故確率を減らす事が大事じゃないかと思います。

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