科学者のプライド2006年06月29日 14時18分38秒

早大・松本教授に論文データねつ造疑惑、学会が調査へ
(by 読売新聞さま)


またか。

ちょっと前にもソウル大学の黄教授による研究データの捏造疑惑があったばかりなのにな。
もっとも今回のは2001年当時のペーパーについての真偽が問題なのではあるが。

単なる間違いや勘違いならばまだ許せるが、意図的だとしたら同情の余地など無い。



科学者たるもの、自分の研究課題に大しては考えうる限りフェアでなければならない。
自分にとって都合の悪いデータが見つかったとして、それを隠蔽する事は科学者として失格である。
ネガティブデータはきちんと評価し、考察していくのは当たり前の事。

ましてポジティブデータそのものが捏造なんてのははっきり言って論外である。
科学者とか名乗んな。

科学と言う分野は、あらゆる政治的宗教的その他諸々の立場の影響を受けてはならない。
その事は、絶対に忘れてはならん。



一つだけ擁護するとすれば、大学研究室は常に金が無い。
研究と言うものは結構な人的時間的金銭的費用が発生する。
文部科学省からの資金援助が欲しいのは分かる。

ものつくり日本を名乗るならば、研究には惜しみなく金を出して欲しいものだ。

もっとも、研究室の側でもコスト削減を徹底する必要はあるが。
金が無いなら頭を使おう。